北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ありがとう!Weblog北大路機関創設十八周年記念日/北大路機関創設二〇周年記念,今後ともどうぞよろしく!

2023-07-29 20:05:29 | 北大路機関特別企画
■七月二十九日は創設記念日
 本日七月二十九日はWeblog北大路機関の創設記念日です。

 Weblog北大路機関はおかげさまで18周年を迎えました、そしてもう一つ、北大路機関は創設20周年、十年一昔、とは言ったものですが20年となりますとなかなか想像できないもの。大学の安全保障研究会は別の名前になってしまいましたが継承はされているそうで、これもよくぞCOVID-19の厳しい時代を生き抜いたものだなあ、と感心するものです。

 日本の防衛、在日米軍再編、京都寺社仏閣、鉄道、基本的な掲載内容は創設当時に手探りで模索しました内容をそのまま維持していまして、近年はここにグルメ特集が加わり、京都関連の話題と鉄道関連の話題も一時は掲載に間隔があいてしまいましたが、鉄道は日曜日や祭日などの午後、名所旧跡寺社仏閣は水曜日、と再開しました次第です。

 臨時情報、という。もともと北大路機関は時事情報を扱うとともに自衛隊関連行事を紹介してきましたが、毎日2000時頃に記事を掲載し続けるには、ある程度事前に作成した話題を掲載しなければ掲載維持は難しくなります、すると、時事的な話題は少し間をおくこともあり得る、この打開策として昨年から0700時朝の掲載を開始したという流れでして。

 0700時ということで、前夜までに内容を精査して掲載準備を行う必要があり、時間がないときは喫茶店などの話題で代行することもあるのですが、やってみると難しく、また夜の記事と比較した場合、文章は半分程度の内容なのですが、なんとか掲載し続けることができている。ちょっとした冒険的な変更も、事案が許す限り当面継続してゆきたいと思う。

 毎日のアクセス数は数千から一万強という数字を維持していまして、これは大変なものだとおおくの閲覧者の方々に感謝しています。特にSNS時代という、個人の情報発信手段の変容を前にWeblogは広義にはSNSに含まれるものの、媒体としては旧式のものであり、長文をじっくり作成する内容が時代に取り残されている指摘はある。それでも、です。

 Weblogは、しかし、SNSの中では長文を掲載可能であり、内容は理論や主張を整然と示すには一定の文章が必要で、例えば新聞記事や通信社記事などを紹介し、これを分析するには同量以上の文章が、分析に加えて持論を加えるにはそれ以上の文章が必要となる、単に感覚的な内容に依拠した賛成反対を示すだけでは一過性の放言と変わりありません。

 記事、という表現で毎日Weblogを更新するのは、情報をまとめて文章に書きあげる、という行程を歩むとともに、しかし長文となりうる文章を読んでもらう、という受け手とともに双方があって初めて成り立つものですので、今後も記事の作成を、誤字脱字の校正含め可能な限り継続してゆきます、読者のみなさまもご笑覧いただくことができれば、幸い。

 18周年、そして20周年、Weblog北大路機関と北大路機関はここまで続き、また並んでいます。Weblogを運営開始するまでの2年間の違いというものは、ここまで長くなりますと保安隊と自衛隊のようなもので、もう2年差はきにならなくなるほどと感じるのは私だけでしょうか、ちょっとここまで長く続いたものだすごいものだなあと驚きを禁じ得ません。

 2003年と2023年を比較しますと、2003年といえばイラク戦争開戦の年であり、自衛隊イラク派遣としてイラク復興人道支援が開始、9.11同時多発テロの記憶も鮮明であり、対して中国軍の軍事脅威は冗談の対象という時代、まだまだ外洋海軍にはほど遠く、むしろロシア海軍の再構築のほうへ関心が集まっていた、今思えば牧歌的、そんな時代でした。

 ロシアウクライナ戦争により、ロシアはNATOの東方拡大を危惧云々という口実でウクライナに侵攻しましたが、そのロシアは2003年の時点でNATOオブザーバー加盟国で、レオパルド2中古車両とイタリアのチェンタウロ装甲機動砲の採用を検討していた時代、NATOではなくロシアがNATO加盟さえ視野に接近していた時代、今とは大分違う。

 2003年と2023年では安全保障環境がここまで激変してしまっている。このWeblogを創設した18年前にしても、防衛力も周辺情勢についても、大きく変化しています。なかには時際的な視点から今見れば的はずれな視点も多く掲載しているのですが、アーカイブ的なバックナンバーとともに、次の世界の展開を見守ってゆきたいと思います。

 2025年という、再来年はWeblog北大路機関が創設20周年を迎える、この際に毎日掲載を維持できているのか、どういった内容を掲載しているのか、存続できるのかということさえ不確定であることを考えますと無責任な抱負と希望ではあるのですが、今後もWeblog北大路機関についておつきあいいただければ、幸いです。また一年、宜しくお願い致しますね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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【京都幕間旅情】阪急8300系天神祭ヘッドマーク車,18年前のあの日あの時クロスシート車が来ていたら

2023-07-29 14:41:34 | コラム
■ロングシート車の特急
 8300系ではなくあの日のあの時に6300系特急が来ていたら違ったのだろうなあ。

 2005年7月29日の深夜に阪急十三駅にて神戸本線から京都本線までの乗り換えを待っていた際にやってきたのは8300系のロングシート車でした、神戸での大学関連慰労会で紹興酒をたくさんたくさんいただいた当方は、よく三宮までたどり着けたものだとおもいつつ、せめて烏丸駅まではゆったり帰ろうということでクロスシート車の特急を待っていた。

 天神祭ヘッドマーク車ではなかったのですが、そういえばWeblogというものが個人の情報発信手段として主流になるという話題がゼミでのメディア論プレゼンテーションに示されていましたのを記憶していまして、それならばとエアエッジ、懐かしいPHS方式の端子、当時はWifiなんて無かった、これをdynabookに挿し込み膝の上でWeblogを起ち上げた。

 北大路機関というのは大学の安全保障関連自主ゼミであり、ここがWeblogを運用開始するのはもう少し話し合う必要があったのですが、2003年に創立された自主ゼミを期限とするWeblogが、その数年間で様々な広がりを見せて今に至ります。よくぞ今まで継続できたものだと驚くとともに、しかしアクセス数も凄いものになっていると重ねてこれもおどろく。

 6300系特急はWeblog北大路機関創設後、京都本線特急運行からは退役し過去のものとなり、京とれいん、という列車もその後運行開始されそして世代交代を迎えるという転換点もみまもることとなりました。時代は3扉車の9300系特急となりまして、それは同時にクロスシート車で片側2扉車という阪急の象徴が3扉車へ転換する事も意味するのですが。

 インターネットよりも過去の資料は集めた書籍や開示資料と図書館と個人の持つ資料などに依存していた当方ですので、Weblogを起ち上げるというのはちょっとした転換でしたし、今の様に簡単にインターネットに接続できる時代では無かった、写真一つ上げるのにPHS方式では接続の良い場所を探さねばならないという、そんな時代に十三はPHSが繋がった。

 18年間で世の中随分変わったものですが、そんなWeblog北大路機関は本日創設18周年をむかえることとなりました。8300系の特急ではなく快速急行の黄色い種別表示出会ったような、いや7300系かいいや8300系であったようにおぼろげに記憶しているところですけれども、今後ともゆったりした理由で始まりましたWeblog北大路機関をよろしくお願いします。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-滋賀彦根,ウクライナ料理の美味しいウズバルとボルシチとムレンツィとシェフ待つ事情

2023-07-29 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 彦根市内は京都市内よりも三度か四度ほど涼しく湖北からの風は乾燥していて蒸し暑さも感じず、城郭に寺社仏閣と実は避暑には良い一角ではある、けれども湖北に吹く風はロシアから吹く。

 ロシアウクライナ戦争は留まるところを知らず、ロシア軍事脅威とともにロシア中国軍事協力強化を受け中国の軍事的ポテンシャル増大が欧州へ伸びる懸念から欧州各国は日本との防衛協力を強化、フランスが本日まで来週はイタリア空軍が日本へ展開を開始する。

 海軍記念日の五月二十七日に新しいウクライナ料理のお店が彦根市に誕生した、こうした話題が有りまして、なんでもウクライナ避難民の方が開いたというお店、狙ったわけではないと思うのですが敢えてお店の開店日が海軍記念日に出すというのが凄いじゃあないか。

 キャッスルロードという彦根城の城下町に誕生しましたこのお店はNHKでも紹介されているのですが、ウクライナ避難民の母娘が、御主人が戦時体制下で出国できない状況で、シェフを待つお店として紹介された新しいお店です。良い所に良いお店が増えたという。

 ファイナ。ウクライナ料理の名店は彦根城キャッスルロードの、石田三成所縁の寺院として知られる宗安寺の目の前にあります。お店のランチョンシートはウクライナの地図が用いられていまして、そうこのあなりでこう反撃が進み、ここが激戦地、とおもいうかぶ。

 ボルシチとムレンツィとマッシュポテトとがセットで軽いランチをほんとにお安く提供しています。赤いこのビーツをつかったボルシチがボルシチ発祥の地キエフ風味という。サワークリームの酸っぱさを後載せで頂くのですが、なるほどこの変化が味わいのたのしさ。

 ムレンツィ、ホットケーキのような甘い生地でくるまれた料理で、サーモンとチキンとチーズがお店では供されている、ムレンツィセットという三種類愉しめるセットもあるのですが、最初はボルシチを頂きたく、そこでムレンツィと両方愉しめるメニューを頂いた。

 ファイナさんは、お店の奥がうなぎの寝床のような京都風の奥行きとなっていまして、時間帯はランチタイムを少しへた頃合いなのですが、混雑していなくて助かりました、そこでボルシチも美味しかったのですが、お恥ずかしい、物凄い頭痛に襲われ熱中症気味に。

 ウズバルというウクライナの飲み物を頂く、どんなものかウズウズしつつのウズバルなのですが、ほう、レモンティーの甘さを強めた様な独特の爽やかさ。ううむ、酒精の強いものは頭痛薬を服用してしまいましたから頂けません、しかしこういう美味しいのは助かる。

 空軍の支援が望めない中で反撃を展開する、F-16戦闘機の供与を渋るアメリカでは航空優勢が無い中で世界最強を自称していた陸軍が数カ月間もの時間を費やして構築した防御線に挑む事が如何に難しいのか、苦戦状況に心が痛むとともに反転攻勢の成功を改めて祈る。

 美味しいお店であり、これは縁なのですけれども、ウクライナ戦争というものがあって初めて成り立ったという複雑なお店ではある、ただ、美味しいお店なので彦根は毎日通う訳には参りませんが、城郭探訪の際にはもっと探訪してみたいと思う味わいでした、ね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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