■ウクライナ情勢
ウクライナ情勢というカテゴリにて掲載していましたがタグに新しくウクライナ戦争を追加しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a2/085d4ff79956aa7feff96e068bfb8668.jpg)
ロシア黒海艦隊は新しく就役したコルベットセルゲイコトフをウクライナ海上封鎖へ投入しているとの事。これはワシリ―ブイコフ級コルベットの4番艦で2022年7月30日にクリミア半島のロシア占領地域において建造された最新鋭艦です。しかし同時にロシア国防省は、このセルゲイコトフがウクライナ海軍の攻撃を受けたことを発表しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/b3/817fef20cf0886c8ffd18c915a7be465.jpg)
セルゲイコトフは7月26日に、セヴァストポリ南西沖海域においてウクライナ軍のUSV無人水上艇複数の攻撃を受け、800mと1000mの距離で2隻のUSVを撃破したとのこと。ロシア国防省によればこの攻撃によるセルゲイコトフへの被害はなかったとしています。ウクライナ海軍はUSVを活用し、黒海での反撃を強化していることがわかります。
■マグラV5
無人水上艇は無人航空機以上にロシアウクライナ戦争において存在感を増しており、まったく制海権を喪失した状況においても相手に自由な航行を赦さない新しい選択肢です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a1/faafea4fc6fd1144eb99eb07a27aa8da.jpg)
ウクライナ政府はトルコのトゥルキエで開かれた兵器見本市にUSVを出展しました。IDEF2023兵器見本市にウクライナが出展したUSV無人水上艇はマグラV5、全長5.5mと搭載艇定地の大きさながら巡航速度は22ノット、最高速力は42ノットと高速であり、航続距離は833㎞、自爆専用であり320㎏の高性能火薬を搭載しているとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/0a/4027142ead8150e6d7e76147fb2d97f8.jpg)
情報収集と哨戒任務に加え、目標と会敵した場合には自爆攻撃を加えるというもので、この種の装備は警戒態勢をとる水上戦闘艦の場合は哨戒ヘリコプターと対水上射撃能力を持つCIWS近接防空なきや艦砲などにより制圧は容易です。しかし、警戒監視を怠れば被害を受ける可能性は高く、攻撃リソースを制限させる無視できない効果があります。
■徴兵年齢の30歳へ
自衛隊は応募年齢を募集難に併せてどんどん引き上げているのですが技能陸曹候補生など新しい制度を構築して年齢制限をなくした方が、と思うことも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/16/9581f6ec9df3da7e31fca6a41dd083a4.jpg)
ロシア国防省は兵役強化の様々な施策を続けています。その一つが徴兵年齢の30歳への引き上げで、徴兵適齢者を増やすことでウクライナでの大規模な損耗を補填する試みです。そしてもう一つは性別変更規制、ロシアでは徴兵対象者である男性が女性へ性別を変更することで徴兵逃れを行う事例があり、逃げ道をふさぐ目的とされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1d/40ba275190ebd6494efc68149f3533d9.jpg)
ロシア国防省はウクライナ戦域での戦死者に関する情報を公開していません、そしてロシアでは比較的裕福とされるモスクワ市民やサンクトペテルブルク市民の徴兵逃れが、徴兵出頭率の高い地域では不満となっており、先ず人員の補填に直面している国防省は、その徴兵強化により生じる国内での不満までは気が回らない状況といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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ロシア黒海艦隊は新しく就役したコルベットセルゲイコトフをウクライナ海上封鎖へ投入しているとの事。これはワシリ―ブイコフ級コルベットの4番艦で2022年7月30日にクリミア半島のロシア占領地域において建造された最新鋭艦です。しかし同時にロシア国防省は、このセルゲイコトフがウクライナ海軍の攻撃を受けたことを発表しました。
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セルゲイコトフは7月26日に、セヴァストポリ南西沖海域においてウクライナ軍のUSV無人水上艇複数の攻撃を受け、800mと1000mの距離で2隻のUSVを撃破したとのこと。ロシア国防省によればこの攻撃によるセルゲイコトフへの被害はなかったとしています。ウクライナ海軍はUSVを活用し、黒海での反撃を強化していることがわかります。
■マグラV5
無人水上艇は無人航空機以上にロシアウクライナ戦争において存在感を増しており、まったく制海権を喪失した状況においても相手に自由な航行を赦さない新しい選択肢です。
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ウクライナ政府はトルコのトゥルキエで開かれた兵器見本市にUSVを出展しました。IDEF2023兵器見本市にウクライナが出展したUSV無人水上艇はマグラV5、全長5.5mと搭載艇定地の大きさながら巡航速度は22ノット、最高速力は42ノットと高速であり、航続距離は833㎞、自爆専用であり320㎏の高性能火薬を搭載しているとのこと。
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情報収集と哨戒任務に加え、目標と会敵した場合には自爆攻撃を加えるというもので、この種の装備は警戒態勢をとる水上戦闘艦の場合は哨戒ヘリコプターと対水上射撃能力を持つCIWS近接防空なきや艦砲などにより制圧は容易です。しかし、警戒監視を怠れば被害を受ける可能性は高く、攻撃リソースを制限させる無視できない効果があります。
■徴兵年齢の30歳へ
自衛隊は応募年齢を募集難に併せてどんどん引き上げているのですが技能陸曹候補生など新しい制度を構築して年齢制限をなくした方が、と思うことも。
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ロシア国防省は兵役強化の様々な施策を続けています。その一つが徴兵年齢の30歳への引き上げで、徴兵適齢者を増やすことでウクライナでの大規模な損耗を補填する試みです。そしてもう一つは性別変更規制、ロシアでは徴兵対象者である男性が女性へ性別を変更することで徴兵逃れを行う事例があり、逃げ道をふさぐ目的とされています。
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ロシア国防省はウクライナ戦域での戦死者に関する情報を公開していません、そしてロシアでは比較的裕福とされるモスクワ市民やサンクトペテルブルク市民の徴兵逃れが、徴兵出頭率の高い地域では不満となっており、先ず人員の補填に直面している国防省は、その徴兵強化により生じる国内での不満までは気が回らない状況といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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