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【京都発幕間旅情】名鉄2000系特急ミュースカイ,東海道新幹線計画運休三日目と旅客機臨時便

2024-09-01 07:00:47 | コラム
■新幹線計画運休
 名鉄2000系特急ミュースカイは中部国際空港開港に合わせて名鉄が導入した空港特急です。

 東海道新幹線計画運休は三日目に入りました、静岡県内の豪雨と降雨量の積算値が東海道新幹線の1964年開業以来の規模ということですし、なにより風はあまり感じないものの太平洋上にまだその原因である台風10号が居座っているのですから、しかたがない。

 名鉄2000系、中部国際空港連絡特急です。東海道新幹線計画運休に伴い、中部国際空港から羽田空港への臨時便が日本航空などで運行されているとのことですが、愛・地球博の時代に新幹線のぞみ号大増発が行われ、名古屋と東京の航空便は廃止されていたのです。

 中部国際空港、いや、例えば名古屋空港、小牧基地と隣接している県営空港でもボーイング777やボーイング747は運行発着できるのですから、過度な新幹線依存よりも旅客機というものを選択肢に含められる、代替交通手段というものが必要なのかもしれません。

 伊丹空港四発機規制、騒音対策で輸送力の大きなボーイング747が伊丹空港に乗り入れる事が出来なくなったため、日本航空も全日空も廃止してしまいましたが、日本航空国内線型の747-100なんかは563座席あり、新幹線の1322座席程ではないが輸送力が在った。

 ボーイング777は、しかし双発機でも全日空の国内線仕様では座席数は514席あります。燃費のいいというエアバスA-350なんかでは391席、輸送力では新幹線には及ばないものですけれども。愛・地球博から20年を経まして、新幹線に大量輸送の座は遷った、と。

 東海道新幹線計画運休、考えてみますと鉄道は地球環境にやさしい、とは言われるものですが、気候変動により台風の大型化が今後も続く中にあって交通手段を維持するには、航空機も致し方ないのではないか、空港特急の写真とともに、少し考えてしまいました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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