■阪基サマーフェスタ
曇天だけれども蒸し暑さが頂点を超えていて息苦しいような最中に海辺だから涼しいのではないかと神戸市へ。
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阪神基地サマーフェスタ、やってきたのはいいのですが一番の目的はイージス艦まや、そう、並んでいないように見えるのですね。しかし、これ、まや前には防波堤がありまして、その防波堤の向こうは行列でもうものすごいことになっていると。
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まや、竣工間もない頃に神戸港入港となりましたのは2020年でしたか、このころは今では考えられないほどCOVID-19が深刻な時代でしたが、防護マスクまで備えてチャーター船で海上から撮影したというのもいまではいいおもいでとなっています。
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こんごう型ミサイル護衛艦が1993年竣工ですので今年で艦齢31年、いちおうイージスシステム搭載護衛艦の設計は始まっているのですが、まや型を先行して量産したほうが、新型艦はものすごい建造費となっていますので、まや型の割安感が際だつ。
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あおしま、すがしま型掃海艇9番艇、母港はここ阪神基地です。呉地方隊第42掃海隊がここ阪神基地に配備されていまして、こういいますのも阪神大震災で大打撃を受けるまでは神戸港は世界最大の貨物取り扱い量の重要港湾、航路防衛のためでした。
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すがしま型掃海艇は木造船体を採用していますので、機雷掃海には有利なのですが船体寿命のほうはそれほどながくありません、9番艇ではあるのですけれども、あおしま、船体も木製であることが塗料の奥にみえて、今の内に撮影しておきたい。
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第42掃海隊の任務は日施掃海といい、あおしま含め有事の際には由良水道から紀伊水道まで、敵潜水艦などによる機雷敷設を毎日掃海艇が確認することで、機雷被害がでる前に機雷を発見することが任務とされていますが、最近の機雷は高性能化すすむ。
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伊勢湾機雷戦訓練などをみてみますと、あおしま、いや、みやじま、第1掃海隊のかたの話で、やはり機雷は見つかりにくいという。昔ながらの係維機雷ならば発見は簡単だけれども、そんなものは潜水艦でわざわざ敷設にくることはなく、新型がくる。
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あおしま、訓練ではそれこそ一日一発を順次掃討してゆくような印象で、昨日は一発発見しました、という感じ。もっとも、潜水艦に乗せられる機雷の数は限られていますし、対潜警戒も厳重ですから水道に侵入することからまず難しいのだけれども。
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あおしま。さて、残念なのは一般公開されていなかった、特別公開でした。掃海艇は個室も多く、食事の内容も融通が利くといいまして、波浪の際には訓練中止とか、船体が小型とかで上陸の機会も多く、乗り心地はすごくいいとは聞くのですね。
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いそしお。おやしお型潜水艦5番艦、2002年に竣工しましたので海上自衛隊の潜水艦としてはけっこうなベテランさん。水中排水量4000tと通常動力潜水艦としては世界的にみて大きく、妙に小型のフランス海軍リュビ級攻撃型原潜よりも大きかったりする。
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おやしお型潜水艦は安倍政権時代の潜水艦拡充、16隻体制から22隻体制への増強が決定し、それまで16年で現役から退いていた潜水艦を、それなりの基幹運用するようになっています。いそしお、しかしみていてそう古いという印象は、うけないのですね。
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いそしお、甲板一般公開がおこなわれていましたけれども、これ長蛇の列、つづく。むかし、横須賀で、みちしお、だったかな、甲板一般公開された際には並ぶこともなくすぐ乗れた、横須賀サマーフェスタをすこし懐かしく思い出したのでした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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曇天だけれども蒸し暑さが頂点を超えていて息苦しいような最中に海辺だから涼しいのではないかと神戸市へ。
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阪神基地サマーフェスタ、やってきたのはいいのですが一番の目的はイージス艦まや、そう、並んでいないように見えるのですね。しかし、これ、まや前には防波堤がありまして、その防波堤の向こうは行列でもうものすごいことになっていると。
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まや、竣工間もない頃に神戸港入港となりましたのは2020年でしたか、このころは今では考えられないほどCOVID-19が深刻な時代でしたが、防護マスクまで備えてチャーター船で海上から撮影したというのもいまではいいおもいでとなっています。
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こんごう型ミサイル護衛艦が1993年竣工ですので今年で艦齢31年、いちおうイージスシステム搭載護衛艦の設計は始まっているのですが、まや型を先行して量産したほうが、新型艦はものすごい建造費となっていますので、まや型の割安感が際だつ。
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あおしま、すがしま型掃海艇9番艇、母港はここ阪神基地です。呉地方隊第42掃海隊がここ阪神基地に配備されていまして、こういいますのも阪神大震災で大打撃を受けるまでは神戸港は世界最大の貨物取り扱い量の重要港湾、航路防衛のためでした。
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すがしま型掃海艇は木造船体を採用していますので、機雷掃海には有利なのですが船体寿命のほうはそれほどながくありません、9番艇ではあるのですけれども、あおしま、船体も木製であることが塗料の奥にみえて、今の内に撮影しておきたい。
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第42掃海隊の任務は日施掃海といい、あおしま含め有事の際には由良水道から紀伊水道まで、敵潜水艦などによる機雷敷設を毎日掃海艇が確認することで、機雷被害がでる前に機雷を発見することが任務とされていますが、最近の機雷は高性能化すすむ。
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伊勢湾機雷戦訓練などをみてみますと、あおしま、いや、みやじま、第1掃海隊のかたの話で、やはり機雷は見つかりにくいという。昔ながらの係維機雷ならば発見は簡単だけれども、そんなものは潜水艦でわざわざ敷設にくることはなく、新型がくる。
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あおしま、訓練ではそれこそ一日一発を順次掃討してゆくような印象で、昨日は一発発見しました、という感じ。もっとも、潜水艦に乗せられる機雷の数は限られていますし、対潜警戒も厳重ですから水道に侵入することからまず難しいのだけれども。
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あおしま。さて、残念なのは一般公開されていなかった、特別公開でした。掃海艇は個室も多く、食事の内容も融通が利くといいまして、波浪の際には訓練中止とか、船体が小型とかで上陸の機会も多く、乗り心地はすごくいいとは聞くのですね。
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いそしお。おやしお型潜水艦5番艦、2002年に竣工しましたので海上自衛隊の潜水艦としてはけっこうなベテランさん。水中排水量4000tと通常動力潜水艦としては世界的にみて大きく、妙に小型のフランス海軍リュビ級攻撃型原潜よりも大きかったりする。
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おやしお型潜水艦は安倍政権時代の潜水艦拡充、16隻体制から22隻体制への増強が決定し、それまで16年で現役から退いていた潜水艦を、それなりの基幹運用するようになっています。いそしお、しかしみていてそう古いという印象は、うけないのですね。
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いそしお、甲板一般公開がおこなわれていましたけれども、これ長蛇の列、つづく。むかし、横須賀で、みちしお、だったかな、甲板一般公開された際には並ぶこともなくすぐ乗れた、横須賀サマーフェスタをすこし懐かしく思い出したのでした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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