■機甲教導連隊の90式戦車
観閲行進もいよいよ終盤となってまいりました。
機甲教導連隊の90式戦車、やはり戦車という存在感は観閲行進には必要とおもう。今の時代、師団定員は4500名と驚くほど縮小している今、師団戦車大隊というものを再編すべきだと改めて感じるのはこの戦車の迫力なのですね。
11式装軌車回収車、ちょっと驚いたのは戦車とともに78式戦車回収車が全国の師団から廃止されたのかとおもいましたが、第10師団などでは現役であったということです。もっとも、やはり戦車部隊も師団に維持するべきとおもうのだが。
LAV-25軽装甲車、アメリカ海兵隊の観閲行進参加です。25mm機関砲をそなえた軽装甲の小型装甲車なのですが、車幅が2.5mと小型で、装甲は薄いが実は自衛隊向きと思うのです、道路運送車両法で普通車として運用できるのですからね。
25mm機関砲は、近年特にロシアウクライナ戦争において陣地攻撃へ猛威を振るっています、動けない陣地はどれだけ土嚢で固めていても機関砲で打ち付けられれば崩れてしまいますし、25mm機関砲は連射するとT-90戦車の正面装甲さえ貫徹する。
V-22オスプレイ、観閲行進の最終段階に行事を盛り上げるべく陸上自衛隊の最新鋭航空機が飛来しました、導入当時はCH-47輸送ヘリコプターの倍以上という高価な印象がありましたが、CH-47を最新型に切り替えると今度はV-22よりも高くなった。
CH-47よりも搭載能力は半分程度ですが航続距離と巡航速度は倍というものですので、使い方によっては自衛隊の戦力投射能力を大幅に引き上げることができるかもしれません、護衛艦などの艦上に数機ごとに分散運用するなどして。
ヘリコプター搭載護衛艦に2機か3機を分散配置して、邦人救出に特殊作戦群や偵察オートバイと併せて運用するならば、もちろんSH-60K哨戒ヘリコプターと連携して運用することになるのでしょうが、僅かな機数でも広範に運用が可能です。
V-22そのものに、例えばM-134ミニガンを搭載するなど、その性能を最大限引き出すための工夫というものも必要でしょう。せっかく高い税金を投じて調達した高性能航空機ですので、威力を引き出す努力と予算は惜しむべきでは無い。
10式戦車が観閲行進完了とともに富士教導団長が富士学校長に報告し、教導団旗とともに撤収します。むかしはもっと戦車が多かったのですが、現代というのは戦車冷遇の時代か、ただ、2020年代は戦車復権の時代ともおもうのですけれども。
20式小銃を手に、訓練展示がいよいよ状況開始となりました。戦車が参加する訓練展示は本州では貴重となりました、九州だと西部方面戦車隊がありますが、あそこの部隊はどこまで駐屯地行事へ参加しているのでしょうかね。
89式装甲戦闘車、僅か68両で製造終了となっていますが、少子高齢化の時代に若い隊員を守るためには、450両くらい、戦車を1200両から300両まで減らしたのだから900両くらい配備されていて良かったようにも思うのがこの装備品です。
狙撃部隊が展開し、訓練展示というよりは、装備品紹介という、展開となっていますが富士駐屯地祭は富士総合火力演習のように、装備品の紹介をおこないまして、そののちにシナリオ仕立ての訓練展示状況開始、となるのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
観閲行進もいよいよ終盤となってまいりました。
機甲教導連隊の90式戦車、やはり戦車という存在感は観閲行進には必要とおもう。今の時代、師団定員は4500名と驚くほど縮小している今、師団戦車大隊というものを再編すべきだと改めて感じるのはこの戦車の迫力なのですね。
11式装軌車回収車、ちょっと驚いたのは戦車とともに78式戦車回収車が全国の師団から廃止されたのかとおもいましたが、第10師団などでは現役であったということです。もっとも、やはり戦車部隊も師団に維持するべきとおもうのだが。
LAV-25軽装甲車、アメリカ海兵隊の観閲行進参加です。25mm機関砲をそなえた軽装甲の小型装甲車なのですが、車幅が2.5mと小型で、装甲は薄いが実は自衛隊向きと思うのです、道路運送車両法で普通車として運用できるのですからね。
25mm機関砲は、近年特にロシアウクライナ戦争において陣地攻撃へ猛威を振るっています、動けない陣地はどれだけ土嚢で固めていても機関砲で打ち付けられれば崩れてしまいますし、25mm機関砲は連射するとT-90戦車の正面装甲さえ貫徹する。
V-22オスプレイ、観閲行進の最終段階に行事を盛り上げるべく陸上自衛隊の最新鋭航空機が飛来しました、導入当時はCH-47輸送ヘリコプターの倍以上という高価な印象がありましたが、CH-47を最新型に切り替えると今度はV-22よりも高くなった。
CH-47よりも搭載能力は半分程度ですが航続距離と巡航速度は倍というものですので、使い方によっては自衛隊の戦力投射能力を大幅に引き上げることができるかもしれません、護衛艦などの艦上に数機ごとに分散運用するなどして。
ヘリコプター搭載護衛艦に2機か3機を分散配置して、邦人救出に特殊作戦群や偵察オートバイと併せて運用するならば、もちろんSH-60K哨戒ヘリコプターと連携して運用することになるのでしょうが、僅かな機数でも広範に運用が可能です。
V-22そのものに、例えばM-134ミニガンを搭載するなど、その性能を最大限引き出すための工夫というものも必要でしょう。せっかく高い税金を投じて調達した高性能航空機ですので、威力を引き出す努力と予算は惜しむべきでは無い。
10式戦車が観閲行進完了とともに富士教導団長が富士学校長に報告し、教導団旗とともに撤収します。むかしはもっと戦車が多かったのですが、現代というのは戦車冷遇の時代か、ただ、2020年代は戦車復権の時代ともおもうのですけれども。
20式小銃を手に、訓練展示がいよいよ状況開始となりました。戦車が参加する訓練展示は本州では貴重となりました、九州だと西部方面戦車隊がありますが、あそこの部隊はどこまで駐屯地行事へ参加しているのでしょうかね。
89式装甲戦闘車、僅か68両で製造終了となっていますが、少子高齢化の時代に若い隊員を守るためには、450両くらい、戦車を1200両から300両まで減らしたのだから900両くらい配備されていて良かったようにも思うのがこの装備品です。
狙撃部隊が展開し、訓練展示というよりは、装備品紹介という、展開となっていますが富士駐屯地祭は富士総合火力演習のように、装備品の紹介をおこないまして、そののちにシナリオ仕立ての訓練展示状況開始、となるのですね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)