北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】阪急8300系,明日から南海レスキュー2024-その時鉄道はどうなるのか?

2025-01-12 07:01:48 | コラム
南海レスキュー2024
 南海レスキュー2024がいよいよ明日から開始されるのですが。

 南海トラフ地震が現実のものとなった場合、勿論様々な被害想定が為されているのですがBCP事業存続計画の観点から、所謂全割れで発生した場合、鉄道がどの程度不通となるのか、今一つ実感が持てないのですよね。鉄道会社も明確には被害想定を出さない。

 京都を中心に考えますと、京都府までは津波は来ないのですが、想定では静岡県まで津波が到達するところを見ますと、東海道新幹線は静岡県でかなり長期間、一ヶ月から二カ月程度の不通は見込まなければなりません。山陽新幹線についてはなんともいえない。

 紀勢本線はじめ紀伊半島方面の路線は年単位で不通となるのは分かるのですが、二年後三年後にJR西日本は復旧させられるのか、という問題が出てきます。また、津波は梅田まで到達する予測ですので、阪急線も橋梁が破壊される可能性があるが、問題は地下だ。

 阪神線と大阪メトロは津波の直撃を受けるのですが、瓦礫が流れ込んだ場合に復旧は、阪神大震災の時ほど順調にいくのか、淀川を遡上した津波が梅田を南北から襲う構図ですので、この当たりの被害想定を鉄道会社が見込んでいるのかさえわからないのです。

 東西交通の主力は結局、山陽本線も沿岸部が影響を受ければ、山陰本線に臨時特急を走らせ、また開通していない北陸本線を東西交通の代替手段とせざるを得ないのだけれども、熊本地震などのJR対応を見ていると不安になる、危機感を感じるのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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