北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】富士学校開校70周年富士駐屯地祭(6)10式戦車90式戦車とオスプレイ(2024-07-21)

2025-01-12 20:00:05 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■機甲教導連隊の90式戦車
 観閲行進もいよいよ終盤となってまいりました。

 機甲教導連隊の90式戦車、やはり戦車という存在感は観閲行進には必要とおもう。今の時代、師団定員は4500名と驚くほど縮小している今、師団戦車大隊というものを再編すべきだと改めて感じるのはこの戦車の迫力なのですね。

 11式装軌車回収車、ちょっと驚いたのは戦車とともに78式戦車回収車が全国の師団から廃止されたのかとおもいましたが、第10師団などでは現役であったということです。もっとも、やはり戦車部隊も師団に維持するべきとおもうのだが。

 LAV-25軽装甲車、アメリカ海兵隊の観閲行進参加です。25mm機関砲をそなえた軽装甲の小型装甲車なのですが、車幅が2.5mと小型で、装甲は薄いが実は自衛隊向きと思うのです、道路運送車両法で普通車として運用できるのですからね。

 25mm機関砲は、近年特にロシアウクライナ戦争において陣地攻撃へ猛威を振るっています、動けない陣地はどれだけ土嚢で固めていても機関砲で打ち付けられれば崩れてしまいますし、25mm機関砲は連射するとT-90戦車の正面装甲さえ貫徹する。

 V-22オスプレイ、観閲行進の最終段階に行事を盛り上げるべく陸上自衛隊の最新鋭航空機が飛来しました、導入当時はCH-47輸送ヘリコプターの倍以上という高価な印象がありましたが、CH-47を最新型に切り替えると今度はV-22よりも高くなった。

 CH-47よりも搭載能力は半分程度ですが航続距離と巡航速度は倍というものですので、使い方によっては自衛隊の戦力投射能力を大幅に引き上げることができるかもしれません、護衛艦などの艦上に数機ごとに分散運用するなどして。

 ヘリコプター搭載護衛艦に2機か3機を分散配置して、邦人救出に特殊作戦群や偵察オートバイと併せて運用するならば、もちろんSH-60K哨戒ヘリコプターと連携して運用することになるのでしょうが、僅かな機数でも広範に運用が可能です。

 V-22そのものに、例えばM-134ミニガンを搭載するなど、その性能を最大限引き出すための工夫というものも必要でしょう。せっかく高い税金を投じて調達した高性能航空機ですので、威力を引き出す努力と予算は惜しむべきでは無い。

 10式戦車が観閲行進完了とともに富士教導団長が富士学校長に報告し、教導団旗とともに撤収します。むかしはもっと戦車が多かったのですが、現代というのは戦車冷遇の時代か、ただ、2020年代は戦車復権の時代ともおもうのですけれども。

 20式小銃を手に、訓練展示がいよいよ状況開始となりました。戦車が参加する訓練展示は本州では貴重となりました、九州だと西部方面戦車隊がありますが、あそこの部隊はどこまで駐屯地行事へ参加しているのでしょうかね。

 89式装甲戦闘車、僅か68両で製造終了となっていますが、少子高齢化の時代に若い隊員を守るためには、450両くらい、戦車を1200両から300両まで減らしたのだから900両くらい配備されていて良かったようにも思うのがこの装備品です。

 狙撃部隊が展開し、訓練展示というよりは、装備品紹介という、展開となっていますが富士駐屯地祭は富士総合火力演習のように、装備品の紹介をおこないまして、そののちにシナリオ仕立ての訓練展示状況開始、となるのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-名古屋,名駅は名駅地下グルメ街で頂く美味しい味噌カツとレモン酎ハイ

2025-01-12 18:10:31 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 本日も名古屋駅の話題で。

 名古屋駅、名古屋は地下街が凄いので雨の日も愉しめる。京都も京都駅前は一応の規模だけれども、中心部は京都市役所前駅の地下街でグルメを愉しもうとすると選択肢が少ない、まあ、雨の日はそのまま寺町新京極にいくのだが。

 雨の名古屋、名古屋に来たのだからなにかこう、繁華街を巡りたいのだけれども、雨天ではちょっと行動が制限されてしまうので、やはり今回も名古屋駅のエスカ地下街を散策してみることとしましてさて、行きましょう。

 レモンハイボールで先ずは乾杯、一昔は、トリアエズナマ、という慣用句のように生ビールを頂いていましたが、梅沢さんのレモンハイボール哨戒番組をなんどもみていましたので、あの果実の酸味もいいではないか、とおもって。

 長芋のタンザク、ワサビが添えてあってここに醤油を掛けて頂く、しゃくしゃくした歯触りとともにねっとりとしたクチ触りと、そこに乳脂のような、それでいて自然薯の滋味の、要するに美味しいという感覚を炭酸と頂く。

 串カツ、名古屋名物といえば、串カツなのだろうなあ、甘い赤味噌というものは八丁味噌という岡崎市の名物で、揚げ物のさくりとした歯ごたえではなくコロモに甘い味噌を含ませ、その奥にカツの肉の旨味が含まれて、美味しいのだ。

 ちゅうすけさん。ここは昨日しょうかいしました鮪小屋の直ぐ近くにあるお店で、店内は小さなテーブルがいくつも並んで、満員のように見えてもしっかり座る場所がある、名古屋駅前エスカ、ここはほんとうに、おもしろい。

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【京都幕間旅情】阪急8300系,明日から南海レスキュー2024-その時鉄道はどうなるのか?

2025-01-12 07:01:48 | コラム
南海レスキュー2024
 南海レスキュー2024がいよいよ明日から開始されるのですが。

 南海トラフ地震が現実のものとなった場合、勿論様々な被害想定が為されているのですがBCP事業存続計画の観点から、所謂全割れで発生した場合、鉄道がどの程度不通となるのか、今一つ実感が持てないのですよね。鉄道会社も明確には被害想定を出さない。

 京都を中心に考えますと、京都府までは津波は来ないのですが、想定では静岡県まで津波が到達するところを見ますと、東海道新幹線は静岡県でかなり長期間、一ヶ月から二カ月程度の不通は見込まなければなりません。山陽新幹線についてはなんともいえない。

 紀勢本線はじめ紀伊半島方面の路線は年単位で不通となるのは分かるのですが、二年後三年後にJR西日本は復旧させられるのか、という問題が出てきます。また、津波は梅田まで到達する予測ですので、阪急線も橋梁が破壊される可能性があるが、問題は地下だ。

 阪神線と大阪メトロは津波の直撃を受けるのですが、瓦礫が流れ込んだ場合に復旧は、阪神大震災の時ほど順調にいくのか、淀川を遡上した津波が梅田を南北から襲う構図ですので、この当たりの被害想定を鉄道会社が見込んでいるのかさえわからないのです。

 東西交通の主力は結局、山陽本線も沿岸部が影響を受ければ、山陰本線に臨時特急を走らせ、また開通していない北陸本線を東西交通の代替手段とせざるを得ないのだけれども、熊本地震などのJR対応を見ていると不安になる、危機感を感じるのですね。

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