北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.01.12-2025.01.17)

2025-01-10 20:20:37 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 どうも体の調子が良くなく雪が降っても金閣寺にさえいけない今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今週末の自衛隊関連行事は一つだけですが、来週全般にわたり、中部方面隊は南海レスキュー2024演習を行うとともに、東北方面隊が方面航空隊飛行訓練はじめの日程を一般公開しました。いよいよ自衛隊2025年広報が始まります。

 New Year Jump in Indo Pacific25、・・・、凄い名称となってしまいましたが、日曜日に第1空挺団降下訓練始め改め、降下訓練始めが挙行されます。もともとは千葉県習志野の第1空挺団の行事で会ったのですが年々参加国が増えて。

 アメリカ軍、イギリス軍、オーストラリア軍、カナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、イタリア軍、ポーランド軍、フィリピン軍、シンガポール軍、タイ軍、あ、あと自衛隊。今年の参加規模はまさに地球防衛軍という感じ。

 降下訓練始めは、富士総合火力演習が現在一般公開を終了しているため、自衛隊を象徴する訓練となりつつありますが、特別な手続きはなく手荷物検査だけで自由に見学することが出来ます。航空機からの空挺降下、地上訓練展示、飛行訓練展示、と。

 習志野訓練場において、開放されるのは国道296号線沿いの演習場正門と自衛隊自動車教習所門が開放されまして、ここから訓練場まで徒歩で移動することとなります。開門は0830時、努めて開場時間前の来場はご遠慮ください、ということでした。

 東北方面隊年初編隊飛行、15日水曜日に行われます。霞目飛行場から離陸する計画で実施予定時刻は1410時離陸、ただ、天候次第で16日と17日もしくは20日が予備日として設定されています。当日、霞目駐屯地は開放されませんのでご注意ください。

 編隊飛行は7機のヘリコプターが参加し、仙台新港、多賀城、利府、泉中央、仙台大観音、仙台市街地、という順番で編隊飛行するとのこと。この一年間の安全を祈念してのヘリコプター編隊飛行がおこなわれることとなっています。

 南海レスキュー2024、こちらは一般公開はされませんが、中部方面隊が人員1万1000名と航空機32機、艦艇7隻が参加し、明日来るかもしれない南海トラフ地震を想定した一大訓練が13日から17日、阪神大震災発災30年の日に掛けて実施されます。

 月曜日には四国の海陽町と東洋町にAAV-7両用強襲車やLCACが揚陸し孤立車救助訓練、火曜日には滋賀県源氏浜沖にUS-2救難飛行艇が発着し小松浜には94式水際地雷敷設車、水曜日には南紀白浜空港へ輸送機から物資投下訓練等が行われる。

 南海レスキューでは木曜日に柏原市の大和川に朝一で架橋が行われ、金曜日には大阪市舞洲を孤立地域と想定してへリボーンによる救出などが行われるという。陸上自衛隊ではこうした訓練を通じて、個々人に自助の準備を促したいとしています。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・1月15日:東北方面隊年初編隊飛行
・1月12日:New Year Jump in Indo Pacific25
・1月13-17日:南海レスキュー2024

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ウクライナ軍はスジャ近郊からクルスク州方面へ再侵攻を開始

2025-01-10 07:01:22 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 ロシアクルスク州において大きな動きが。

ウクライナ軍はスジャ近郊からクルスク州方面へ再侵攻を開始したもよう。クルスク州への攻撃は装甲車両を用いた攻撃であり、ボリショエソルダツコエ方面へ攻撃を実施、また今回の攻撃については電子戦装備を多用しており、ロシア軍無人機に対してこの電子戦装備が有効に機能しているとの情報がある。

クルスク州における攻撃軸はいまだ不明であるが、国境付近にあるベルディン村がすでにウクライナ軍により占領されている状況で、この方面について道路沿いに前進した場合、クルスク原発がウクライナ軍の進路上にあることから、ウクライナ軍による再侵攻については様々な憶測を生む根拠となている模様です。

北朝鮮軍がこのクルスク方面に投入される事で、ウクライナ軍は守勢にたたされ、これまで確保していた地域の少なくない地域が押し返される状況になっているという戦況報告がありましたが、北朝鮮軍は歩兵突撃を多用しており、機械化装備を充分保有していない事から、現状の事態となった場合の対処能力は未知数といえるでしょう。

クルスク州方面では現在、ロシア軍機械化装備が枯渇している状況で、ウクライナ軍機械化装備に対してどの程度の行動が可能であるかは不明、ウクライナ軍によるクルスク州再攻撃は一つの攻撃軸ではなく複数で展開しているとの未確認情報がある。

ウクライナ軍によるクルスク州再侵攻の背景には、間もなく行われるアメリカ製円後退によるトランプ政権誕生を前に、現状のまま戦況を固定させず、現状での停戦ラインがひかれる状況に際してロシア側に対して不確定要素を維持するために、国境の北方へ進出したと見る事も出来るでしょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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