イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

災害の中での感謝と満足の領域!(感謝と満足 4/10)

2011-03-15 | 第七章「光と復活体」

 11日の巨大地震から5日目。被災地の中心から随分離れている八王子でも、交通手段や電気等の不便さの中で、自分でも何かイライラしていることが多くなったように思う。

 朝からずっとマスコミの報道に触れていたり、計画停電の情報に触れていたりすると、福島原発の対応や電力会社の対応に過度にイラついたりする。これは、こころの仕組みの防衛機制で、感情転移とか投影とかいうものであるが、そういった仕組みで不安感が加速されているようだ。

 それは、私だけでなく周りの人にも同じ現象があるようだ。例えば、原発の非常時の対応は不十分だと言ったり、計画停電は何が計画だ!と怒ったりする。それは、こころを安定化するうえで良いかもしれないし、少なくても100%悪いとはいえないものだが。

 そんな中、昨日は時間が少しあって、書類や書棚の整理をした。

 そして、東京災害ボランティア(東災ボ)の資料を見つけた。不思議なご縁で、2-3年前から一年に一度くらい、関係者の方の会合に参加させていただく機会があり、その時の資料であった。関西大震災を契機に活動が始まった団体で、本当に地道に災害時の帰宅問題等に取り組まれていらした。

 考えてみれば、そのお陰で、災害時の帰宅問題も最悪の事態は避けられ、公的機関が宿泊所を提供出来たりしたのだと思う。

 こうした地道な準備は、民間・官公庁等、他にもいろいろあったのだろう。その努力がなかったら、どうだったのだろうか。

 不平を言いがちの私であるが、これも地道に準備されてきた方のお陰と感謝するスタンスを忘れてはならないと思った。辛い時でも、それだからこそ感謝を大事することは、こころの安定と前向きな活動を支えてくれる。これは、生き甲斐の心理学(現代臨床心理学と言ってもよいかもしれない)の理論にもそっている。

感謝と満足 4/10

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