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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人って何?と問うこと!(傾聴のポイント 9/10)

2012-02-25 | 第八章「魂と聖霊」

 アマゾンから届いた、「人は死なない」~ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索~矢作直樹著(東京大学大学院医学系研究科・」医学部救急医学分野教授)を読んでいる。まだ、半分くらいのところであるが、なかなか深い。また、救急医療の最前線の方の著作でもあり、かつて福祉業界で働いていた時のことを思い出したりしてる。

 傾聴をするときのポイントを、テキスト「生き甲斐の心理学」を参考に書いてきたが、やはり、最大のポイントは、その人の背後にある人間観(死後の世界を含めた)かなと思う。自分もそうであるが、傾聴の技術も大事だが、自分を深く想い信頼してくれる人に助けを求めにいくものだから。そして、それは宗教や哲学の領域と関係が深い。

 人間観は、何故?と根源を問うところから始まる(如何に何かをするかではなく)。あるいは在ることの意識化から始まる。その問いは幼いころに起源があることが多いようだ。私も、そういった体験がある。

 アラスカの公園で一人トーテムポールの前に立ち、彫られた不思議な動物と対面しているときに感じた不思議。霊性の芽生えなのだろうか、そんな記憶がある。

 医療や福祉などの世界は、様々な死と向き合うことが多い。ケアする側も、それなりの人間観の確立が求められる。そのためには、自分の原点にさかのぼり、地に足がついた人間観を良質の知識を得て形成できればと思う。

 先日行った中欧。大寺院も沢山見学したりしたが、もっとも心を惹かれたのは、ハンガリーの大寺院で静かに祈っている老女の姿であった(その時は大寺院の伽藍よりも感動)。「人の身体は神の神殿」という聖パウロの言葉があるが、何が大切なのかあらためて教えてもらった。

  傾聴のポイント 9/10

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