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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

大木のように生きてみる (自分は草原の中の大木か、雑草か? 7/10)

2016-08-20 | 第一章「意識と知覚」

 大木を見ていると落ち着く。動物などと違い植物は、天気が悪いからといって、どこかに逃げることもなく、それこそ自然体で嵐や大雪をもやり過ごす。そして、そんな姿はどこか尊く手を合せたくなる。

 今日は、そんな信頼され愛される大木のことについて考えをめぐらしたい。

 さて、大昔の話だが学生時代にフォークソングを聞いて感動し北山修さんの本を買って読んだことがある。北山修さんは現在は精神科医として活躍されているが、私にとっては学生時代に読んだ本が実に衝撃的であった。確か、北山修さんが精神的にまいっていたころの話が載っていたのだが、それが当時の自分に似ていたのだ。それは不安神経症的な症状であった。何故、そんなことになったかについて自己分析をすると論文が書けそうだが、ここでは、先人の心理学の結晶である「生き甲斐の心理学」テキストの一節を中心に考察してみたい。

 人間が信頼関係を築く条件は

  (1)本音で交際できる人物

  (2)秘密を守る人物

  (3)好き嫌いを明確に言える人物

  (4)誠実に自分の思考、感情、行動が出来る人物

 以上テキスト94ページより参照

 蘊蓄のあるお話しだが、私はこの中に心の防衛機制(例えば知性化)を意識してしまう。心を防衛することは大事な働きなのであるが、人間関係に問題(例えば信頼関係を築きにくいなど)を生じさせるだけでなく、自分自身との関係でも問題を生じやすい。それゆえに北山修さんの本に驚いたわけだ。では、どうしたらよいかだが、今の自分にとっては(3)が鍵ではないかと思っている。

 今年の夏は、特に大掃除に拘ったところがある。自分の生活に密着したいろいろなものたちとどう付き合うかが、大掃除とか断捨離とかレイアウトチェンジなどに直結する。昨日は本を処分したが、これも今後好きな本をより大切にし、もう読まない本は役目が終わったとした。

自分は草原の中の大木か、雑草か? 7/10

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