夏休みの恒例の大掃除で見つけた若いころの写真。この写真は学生時代最後の卒論で発表したときの竹ひごと粘土の模型を頭にしているものです。1970年代はUFOなどもはやっており、私もあだ名で宇宙人と呼ばれた時期もありました。
さて、写真のように楽しくふざけているのは良いですが、自己実現の道を歩もうとして、初心者マークの時に事故?にあうことも多いようです。篠田節子さんの「女たちのジハード」の中の沙織さんも、米国でヘリコプターに乗りパイロットを目指すのは良いのですが、当初怪しげな学校に入ってしまい翻弄されます。あるいは、よく聞くのは企業退職後に、退職金等の運用を失敗したり、企業を立ち上げたのは良いが失敗するといった話です。こうした現象は私にも思い当たるところがあります。ただ、私の場合はもともと小心者であったことが幸いし、大事にはなりませんでした。しかし、昔安定した大企業生活を辞めたり、今縄文小説を書こうとするのは、ひょっとすると初心者マークの御愛嬌かもしれません(笑)。
これから考えていきたいのは、こうした現実吟味力の問題です。怖いもので、現実吟味力の欠如からとんだことになることは多いようです。それは一体どんなもので、どう注意したらよいか、そんなことをこれから考えていきたいと思います。
現実吟味力はあるか? 1/10