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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

普遍的な真実に触れて希望を感じる (1/10 真善美に触れる・・今も縄文も)

2021-08-02 | 第九章「愛」

生きるのが辛い時に真善美に触れる。それでどれほど救われてきたか。今日は真善美の真。

さて、7月が終わり8月に変わるころの深夜、NHKのBSを見ていたら「数学ミステリー白熱教室」(バークレイ校 エドワード・フレンケル教授の講義 4回シリーズ)をやっていた。しばらくボーとみていたら。数学の特徴についてピタゴラスの三平方の定理を引き合いに的確に説明されていた。ギリシャで2000年以上前にピタゴラスが大変重要な定理を発見したが、実は同じような発見はインドや中国でもあり、三平方の定理はピタゴラスが仮にいなくても、誰かが見つけただろうということだ。

今年になって映画で地動説をガリレオをよりずっと前に発見した4世紀のアレキサンドリアの女性天文学者ヒュパティアの物語を興味深く見たり、縄文の世界でも現代の精度の高い暦に迫る巨石で暦を表現する遺跡を訪問したりで、真理、特に科学的真理は日本列島にホモサピエンスが住み始める4万年前頃から無名の誰かが発見しても不思議でないように思うようになってきている。偉人がいて真理が発見されるというより、真理が先にあり、それが単純に誰かにより発掘されるというような感覚である。

話を8月1日の深夜の白熱教室に戻そう、いくつかの数学の研究領域や物理の世界の統一理論の講義は面白く、早朝近くまで見続けてしまった。写真の蝶のような対称性(写真では左右対称)をキーに数学の数論、調和解析、幾何学や物理学の世界を統一していく不思議な世界。

私も大学生時代に卒業研究で最新の数理統計モデルが幾何学でも説明出来ること知って痛く感動した経験がある、真実を知る喜びは人生に大きな希望を与えてくれる。ふと、少年時代に庭に降り積もった美しい雪を見ながらエンジニアであった父が、人間は自然の真実の真似をする、そんな存在にすぎないと言っていたことを思い出した。ひょっとしたら、私の真実との出合いの原形なのかもしれない。

私の脈絡のないように見える人生も、真理というめがねを掛けてみたらどうだろうか。科学的な真理の面は管理工学や等価変換創造論を経て、職業としてマーケティングを選んだり、現在の私の生き甲斐の心理学や縄文小説にも希望を与えていると思う。しかし、科学以上に宗教的な真理の世界(私はカトリックだが)も平行して私に希望を与え人生を豊かにしてくれていると思う。

さて、今もそうだが縄文時代をも貫く真理。雨が降ってポツリと池に円形の波紋が広がるが、これは今も縄文時代も変わらないだろう。同じような光景とそれから湧き起こる感情は私達だけでなく縄文の祖先も同じだったかもしれない。太陽の動きが変曲点を迎える冬至の入り日がを神秘的だと思うのも、今も縄文時代も変わらないだろう。大栗川に面した北側の尾根付近では北側から吹く風が夏は心地よいこと。これも今も縄文時代も変わらないかもしれない。理不尽な死などに接した人生の極寒のときに神仏の世界をより身近に感じるのも同じだろう。縄文後期という冷涼化と人口減少の時期になると、ストーンサークルや石を多用する時代になるが、草木ではなくより確かで永続的な朽ちない真実を求めた時代のように感じてならない。文化的に文字の使用がなかった(禁じられた?)社会にあって、真実を求める人々の好気心はどこに向かったのだろうか。

電車に乗って感じるのは、今の人がスマホに見入る世界だ。五感のうち視聴覚にかたより、文字やゲームなどの偏向した世界だ。一方縄文時代の祖先は、五感全開の世界。しかも冷蔵庫や電化製品も皆無なのだから、数百種類の植物や数十種類の動物を食料にしていたとも言われるので、動植物の形状や生育の仕方などについては私達と比べても格段の知識と経験を個人だけでなく社会的にも持っていたと思われる。

そんな中で、自然の中にある真実(数学的な世界もあろう)を数式は使わなかったにしろ直感で見出していたかもしれない。縄文時代の土器や土偶などに描かれた図像の解釈は神話や民族事例などからのアプローチで少しづつ進んでいるようにも思えるが、数論とか幾何学などの数学的世界からもあるのではないかと思う。

縄文時代の祖先は脳が現代人と比べ同等であったとも言われている。そんな祖先には今と同じように天才も出現したのではと思う。そして、何らかの真実が図像の中に込められている可能性はないとも言えない。数学的な真実もあるかもしれないが、哲学・宗教的真実も。

1/10 真善美に触れる・・今も縄文も

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