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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

心の痛みを昇華する16歳・・善への初めの一歩(6/10 真善美に触れる・・今も縄文も)

2021-08-13 | 第四章「愛とゆるし」

個性とは何ぞや?個性の美などあるのだろうか?
そんなことを昨日から考えている。縄文小説の登場人物のキャラクタを考える上でも大事なことである(笑)。個性と紛らわしいものとして病理がある。そこで自分の病理を生育史から辿り個性について考えてみたくなった。

6歳の時。通学時に一緒だった友達が目の前で交通事故に遭遇しまもなく亡くなった。ショックな出来事であり、今であればスクールカウンセラーにお世話になっただろうが、当時は戦後の荒っぽい時期だったので、その体験を引きずりながら大きくなるしかなかった。

心の健康を測る尺度として、カール・ロジャースのプロセス・スケールがある。自分の真実=感情を知ることで問題・病理は消えるのであるが、私の場合は生き甲斐の心理学に出会いそのお陰で50歳代で消えたが、それに至るまで何もしていなかったわけではなく、何となく自分自身で少しづつ、その真実に向かっていったようである。しかし、それはこの勉強をして初めて辿れる軌跡のようである。

心の世界は不思議なもので、幼くても自分のこころを安定させるために防衛機制が働く。自分の中にある真実=感情を抑圧し、一つの自分を納得させるもっともな物語を作り、それを100%信じてしまう。それが大きな問題なのだ。

そして、少年少女時代を過ぎ13、14歳の時期になる。高校受験を意識するころ。国語の試験で酷い成績をとるようになった。試験の長文読解の問題を読んでいると混乱し四択問題などがうまく回答できない。そんなことが続いた。なぜそうなるのかなど考えもしなかったが、今考えると6歳のころの感情の抑圧と関係があったのかもしれない。14歳の時に授業後の掃除のことで担任の先生に問い詰められたことがあった。自分では全く記憶がないことだった。プロセススケールの感情の意味付けや体験の様式、不一致に関しての問題だった可能性が高い。

ただ、15歳になり真面目にコツコツ受験勉強をしたり、優しい先生の対応があったりで、国語もなんとか克服し、また生活態度も安定してきたようだった。

高校に入学した16歳。不思議なもので自分の不得意であったはずの文科系分野に関心が深まり、よく小説を読んだりした。しかし、自分は理科系という自己意識があり、考えてみれば大きな不一致があり、これが青春時代以降にまで影響を与える。

16歳の秋、高校の文化祭がありクラスごとに展示をすることになった。その時、テーマを「交通事故」にするよう提案しクラスで展示することになった。展示のために都内を走る車の平均時速をストップウオッチ片手で計測したのは楽しい思い出だ。ただ、そのアイデアはよかったが運転手の方々に警戒されスピードを落とされて思ったようなデータが取れなかったのは残念だった。

自分のこころの底にあった疼きがそんな活動に向かわせ、幾ばくかのストレスを昇華したのかもしれない。もちろん社会問題として交通事故を俯瞰することで心の負担が軽くなったのだろう。プロセス・スケールで言えば、先に挙げた指標のほかに、自己の伝達、問題に対する関係、体験の解釈等が随分改善されたと思う。

さらに、この問題は「生き甲斐の心理学」を学ぶこととカトリックの信仰を深めることで、さらに解決されていくが、あらためて思うと、6歳のころの体験と病理がいつの間にか人生に影響を与え、個性となっていくことが見えてくる。

6歳の時の心の痛みが、文科系志向を生み、生き甲斐の心理学への関心や縄文小説に向かわせたようにも思える。病理はホリスティックに考えると、怒られてしまうかもしれないが個性の美と隣り合わせなのだろう。

6/10 真善美に触れる・・今も縄文も

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