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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「私とあなた」から始める広がる感情世界・・今も縄文時代も (5/10 感情と付き合う) 

2022-04-06 | 第四章「愛とゆるし」

学校でも職場でもきちっと教えてくれない感情のこと。どうしたら理解が深まるか。「生き甲斐の心理学」で学んだことは今でも新鮮であるが、その中の一つに感情を抽象的に扱わないということがある。まずは「私とあなた」という具体的な関係を設定する。あなたは大切な人(親子、配偶者、友人、仕事仲間・・)であることもあれば、神仏ということもあるかもしれない。

Aさんと一緒にひと時を過ごす。その中で様々な感情が湧き起こる。原初感情という基本的な感情においても「好き」とか「嫌い」とか正反対の感情も次々湧きおこることもあるだろう。大人になっても人は湧きおこった感情に驚くことがあり(倫理道徳に反するような感情)、時に抑圧したりもするが、まずはどんな感情でも大切な意味があると考えどっしりとその感情を受け入れ、意味を考えることが大切である。

湧きおこった本当の感情は生命体にとって大切な情報。それを態度や行動にうつさなければ他人は自分の感情を知ることもないので、その意味をできれば肯定的に考えて自分のこれからの指針にする。

さて、「私とあなた」の関係から生まれる様々な感情を理解するうえで、親子の愛情、友情、神への愛などを考えるときに「愛の原型」を考えることが大切とU先生の「生き甲斐の心理学」で学ぶ。これは例えば幼いころの母との愛された経験が、それからの人間関係に影響を及ぼす。といったことで、一つだけでなく、いろいろ思い出してくるものだ。

「愛の原型」は良い意味でも時には悪い意味でも今の生活に影響を及ぼしていることが分かる。五感とも大いに関係するので、例えば母が作ったコロッケで幸せになったり、父の膝の上で食べさせられた刺身の味を覚えていたり。このあたりは人それぞれであるので、同じ食事ということでも、外食を楽しむ家庭で育った方とは温度差があったりする。

「愛の原型」は自分の「私とあなた」の関係から生じる感情生活を構造化して理解しやすくする効果があるようだ。そして、ひとそれぞれ生育史が異なるわけであり、他者にもそれぞれの「愛の原型」があることに気づいていく。

この「愛の原型」への関心は、とても大事で大切な人との感情生活改善でも大いに貢献するようだ。お互いに「愛の原型」を知れば、関係も良くなるようだ。

ところで、縄文人のことであるが、その遺物を見ることで何となく縄文人の「愛の原型」を想像できることがある。八王子の子抱き土偶のように母が大事に幼子を抱きかかえ授乳する姿。あるいは中期の人面付き深鉢は。宗教的な意味とかいろいろ想像もできるが、ストレートに今でも残るお鍋・おふくろの味文化とつなげられるかもしれない。さらに縄文早期の動物の骨から作った精巧な縫い針。防寒対策として初めは動物の皮から衣服をつくったのではと思うのだが、住居で衣服等を作る作業を見たりすることも「愛の原型」になったかもしれない。「母さんが夜なべして・・・」そんな妄想も。

4万年前からホモサピエンスの脳はさほど変わっていないとする脳科学の知見から、こうして「愛の原型」を妄想するのもあながち間違いとは言い切れないのでは。

5/10 感情と付き合う

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