
4年前にサラリーマンを辞めてから、2回ほど宗教家(仏教とキリスト教)の方から、児童書を貸していただいたり、紹介していただいた。
岩波ジュニア新書も何冊か読んだ。絵本も紹介していただいて買ったりした。そして、最近はギリシャ神話の良い本を求めて、児童書を購入した。
50歳台にして、児童の時代を再度経験しているようにも思う。そして、人間にとって本当に必要なものを学んでいるようでもある。
残虐な少年犯罪が増加し、「いのちの大切さを学校で教えるべきだ。」などの声を聴く。何となくもっともだという発言であるが、大教育者の見識豊かな方が、何を具体的に教えろというのだと嘆いていた。
確かに良く考えてみると、実に何を教えろというのかと叫びたくなる問題である。こんな難しい問題をポンと学校教育だけに押し付けるのもどうかと思う。
ただ、骨のある児童書は、直接言及していないまでも、やんわりと本当に大切なものは何かを教えている。
現代は、ドストエフスキーの「罪と罰」が100円で古本屋で売っている時代である。偽者と本物が混在しているのは児童書でも同じだと思う。
次世代と自分自身のために私たちはもっと児童書に関心を寄せ、実際に買ってみて、時には音読してみよう。児童書には隠れた至宝があるようだ。
人気blogランキングへ <- 1クリック応援お願いしますね!
(多摩センター ねむの木)