田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

名だたる 五郎兵衛米 確して誕生

2008年03月22日 | 日記
3月22日(土)晴れ 何となく花粉か黄砂 温かな一日だった。

昼に公民館へ向かうと既にふるさとプロジェクトのメンバーが集まっていた。
また、何故か華やかな雰囲気がするが ? と思っていた、町内の『芝居で町づくり』のグループも参加してくれると言う。
町のバスを利用して、浅科村(現佐久市)の五郎兵衛記念館を見学することになっている。
http://www.city.saku.nagano.jp/kankou/shinaimeguri/asashina.htm

蓼科山の水を利用した堰を里まで通してきた偉業は大変なものだろう。
立科町は六川長三郎勝家が塩沢堰を、同じ山から浅科村では市川五郎兵衛が同じように私財を投じて堰を掘削したのだ。
http://nammoku.net/gorobe.html
浅科村の堰は9個所をも岩盤を削って通水したと言う。
バスで20分くらいで当地の五郎兵衛記念館に到着した。

早速2回の研修室に招き入れられて大きなパネルを使って水の流れを解説してくれた。

この堰は落差が大きいところと小さいところの差に驚く。
1kmの水路で高低さ2cmしかないところがあるという。
それゆえ水路は平坦部では蛇行して水を満遍なく田に引けるようにしたという。
またこの水源は蓼科山引いた水を使うのが浅科村(現佐久市)、今では大田園地帯となっていることを誇りにするのが南牧村となる。
下記サイトでは『五郎兵衛と同じ日本人、同じ南牧村民であることに誇りを持っています』と結んでいることが素晴らしい!!
http://www.pref.nagano.jp/nousei/nochi/sosui/sosui01.htm
解説は立科の小学校で教育に携わったったと言うSさんがわかりやすく解説してくれる。

一通りの解説のあと隣の資料室へ移ると整然と並べられた資料が眩しい。
どのような過程でこれほどまでにきっちりと調べ上げ、保存がなされてきたのか、浅科村の文化の高さが光っている。

資料の中には徳川家康から受けてご朱印状があり、レプリカが展示して有る。
資料の全てを見て外に出ると、見事な枝垂れ桜が浅間山をバックに際立っている。
まだ、花は咲いていないが4月の中ごろだろうか是非再訪してみたい。

五郎兵衛の墓や水に纏わる祭祀を行う祠がずらりと並んでいるのが壮観だ。

見学を終わった後はまた、バスに乗り近くの史跡へ向かった。
何時も通っているような道から少しだけはいったところに貴重なものが保存されているのには驚く。

ここは鹿曲川の取水口で現在でも使用されている。
ここから崖沿いには嘗て岩盤を削って通水した後が今でも生々しく残っている。

展示室にあった飲みや鏨で掘削したのだろうか、水の流れで侵食された跡が綺麗に穂算されていた。

全ての見学を終えて御礼を述べて立科へ向かった。
立科町の史跡の保存古文書の保存は淋しい限りだ見せ付けられてようだ。
いつの時代も強くものを言う人の文化教養のレベルだろうか?

公民館に戻ったのは4時を過ぎて西日が射す中で解散と相成った。

公民館職員のS氏にはマイクロバスの運転や記念館との渉外など等お世話になりました。
コメント (4)
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心の中に ぼやけた セピア色の俺がいる

2008年03月22日 | 日記
3月21日(金)雨が上がり冷たい風  青空が北から姿を見せるが・・・・

昨夜は会議に出た意見のメモを見ながら確認していると遅くなってしまった。
「町づくり研究会」福祉教育環境部門だが、福祉を主体とする町内の公共交通機関について語り合った。
この町の固定観念から新たなものを作ろうという発想は良いが、今有るものの見方を替えることで改善ができる物が多いのではないか。
環境問題を底に据えた改革をするのもどうしても難しく考えてしまう。

朝飯を済ませてから昨日の続き、会議の録音を聞きながら再度意見の検証してみた。
温暖化防止のあらゆる策を県が制定して県民と市町村行政が実行する段階でなぜかぼやけているところがあるのだろう。
役場職員初め町内企業の方々が通勤に自家用車を利用しているが、果たして週一度くらいは乗合で通勤する姿があるのだろうか?
そんなことを考えながら午前中を過ごしていると、北の空には青空が顔を出して徐々に天空にまで雲を押しやっている。

外に出てみると風が冷たい・・・・
2・3日前の春の陽気は何処へ行ってしまったのだろうか?
梅も花桃の蕾もまだまだ硬い。
姫シャラの木の根元にあるクリスマスローズも顔を出したが寒さに凍えているように見える。

昼飯を済ませてから散歩へ出かけようと仕度をしたが・・・・・
北側のアズマイチゲが芽を出しているかと確認したが全く気配が感じられない。
神社の裏へ行き今年のアズマイチゲの様子を見ようと思ったが急に行く気がなくなってしまった。
リビングから見る景色をセピア調に撮影してみたが・・・・・・
昔の集落は2階建ての家は一軒だけだったと言うが、

こう云う景色を見るとやはり淋しげな山裾の集落なのだろう
コメント (1)
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