田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

師走に入ると恒例の集落の収穫祭

2012年12月02日 | 日記

12月2日(日)  快晴    風もなく穏やか  午後には暖かな空気が広がる

師走12月に入ると山裾集落恒例の収穫祭が行われる。朝から準備に入る若妻会、呑龍会の衆が時前のドロ付野菜を持ち寄る。男性陣は外の冷たい水道で芋や人参を洗い、女性陣は中で刻む。メニューは定番の豚汁、もつ煮、特製ポテトサラダ、根菜類の掻き揚げなど豊富な食材を全て調理するのもお手の物。中でもメインとなる蕎麦は地元産の蕎麦の実は粉にするには間に合わないと町内の南部のものを利用した。コネ方、伸ばし、斬ると三拍子を得意な者が担当して、外では煮えくりかえった釜が待機した。

 

 開会は定刻どおり11時30分小さな集落ながら17世帯の各々から参加して賑やかに始まった。長老のM氏の挨拶のあと、こちらも毎回来賓として姿を見せてくれる町長の挨拶に続き、町の今を解りやすく話してくれるのが嬉しい。

こう言う賑やかな年中行事にも合理化を図ろうと云う意見に従って、早朝からゴミステーションの大掃除とビンやカンを改修するカゴも綺麗に洗った。手の空いた者は集会所のガラス掃除、倉庫の片付けなど今までは暮れにやっていた大掃除も前倒しで収穫祭の行事となったことに違和感はなかった。

宴たけなわになって少し落ち着いたところでBINGOゲーム、役場の地域担当職員の方から提供された品々や各家庭から持ち寄ったものでクリスマスが来てしまったかのような大賑わいで予定より30分も越してお開きとありました。

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満を持してと云うと大げさだが 鹿の被害はゴメンだ

2012年12月02日 | 日記

12月1日(土)  晴   雪   晴れ  雪 本格的な冬の到来

昨夕入荷した鹿進入防止柵を待ちに待った各集落の活動部隊が午前8時に動き出した。柵となる網の幅や材料の太さなどを手で触って確認しながら「シカはこんなものバラバラにするでぇ~」「だれ~ こんだぁ~頑丈だに」とか思い思いのことを話しながら軽トラに運び込む。俺が夜なべをして作った手順書なるモノは彼等、ベテラン諸氏には必要ないようでパイプの継ぎ手や頭に被せるパーツは全て彼らの頭と心に入っているようだ。

軽トラに積み込み準備が整ったところに、さっきまで陽がでていた空に黒い雲が押し寄せたと思ったら雪がちらつき始めた。雪と云うよりはアラレ、パチパチとコンクリートに落ちて跳ね上がる。活動部隊は一瞬躊躇しながらも直ぐに止むだろうと山に向かって車を出した。

予定の2グループに追加の1グループの積み出しが終えたところで俺は朝飯も摂るために自宅へもだった。雪は更に激しくなり辺りがぼやけるくらいの降ったかと思うと直ぐに止んだ。辛夷の冬芽に雪が乗るなかいつものジョウビタキはスイースイーとグラスの縁を濡れた指で擦るような音で啼いている。見ていると左右上下に首を振りながら、鳴き声がダブって聞こえる。近くに仲間がいるようだが俺が眼を懲らして探しても見つからなかった。

午後には明日の収穫祭に使うそば粉に小麦粉を2割混ぜる作業をした。1回に600グラムとなるように粉を合わせ袋にいれる。夕方には雪になると云う情報から、直ぐにホームセンターに走り、ブルーシートを入手して鹿柵の資材を被った。網は凍り付くと始末が悪いと聞いていたが、雪が降り積もってしまえば運び出すのにも往生するだろう。

一日を鹿柵に追われてしまったが、活動部隊はなんとか作業をしたそうだ。資材がもっと早く9月10月頃までに入っていれば ・ ・ ・  寒さに泣き言が出るのは少々女々しさ(死語)を感じないわけにはいかない。 

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