田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

客人を蕎麦打ちで迎える

2008年01月04日 | 日記
1月3日(木)晴れ 穏やかな午前中 午後からは雲が張り出してくる

リビングに射し込む陽射し受けながら朝飯を済ませた。
昼には近くの別荘の友人A夫妻が来ることになっている。
俺が習いたての蕎麦をご馳走しようと云うわけで・・・
少し早いが10時半から準備に取りかかる。

そば粉と小麦粉は立科産のものを暮れに「なないろ畑」で購入しておいた。
分量は7:3の割合で600gを計ることにした。
しかし、今までに2回ほど習ったが小麦は強力粉と聞いていたが
この町で採れる物は中力粉らしい?
果たして粘りけは如何な物だろうか???

粉の計量はカステラやパン作りで慣れているMに任せた。
流石に主婦らしく広告の紙を使っての無駄のないやり方のようだ?
計量した粉を捏ね鉢に入れて水廻しをする。
これが蕎麦打ちでは一番大事な処だと云うが・・・・
意外にも手早く顆粒状になり、更に残る水を加えて団粒塊が出来た。
まるで超ベテランのように軽い気持ちで粉を纏め練りに入る。
錬り鉢も信州へ移り住んで直ぐに手に入れたもので、たいそう気張った物を購入した。
しかし、これも使うのは今日が初めてで不安がいっぱいある。
順調に捏ね上がり丸く纏めてラップで包み少々ねかせた。

次に伸し板に丸めた種を置き、伸ばそうとしていたところへAさん夫妻が現れた。
人に見られながらの伸しも緊張が手に伝わりそば粉に伝わったのか萎縮して伸びない。
どうした物か伸し板一杯に広がる計算だが・・・・・
つなぎの小麦粉が中力粉のために粘りがたりないのだろうか???
丸く平らにしてから90℃づつ廻しながら伸ばして四角になってきたが
更に薄くしようとすると端が切れてしまう・・・・
だましだまし中央から伸ばし何とか様になった。

後は食卓を用意してから茹でにはいるがまったく問題なく、客人も美味いと云ってくれた。
次回は強力粉で更に挑戦してみることにする。
3時を過ぎると雲が少しずつ西から広がり太陽がかくれるようになった。
Aさんたちは明日神奈川へ帰るとのこと、ゆっくりと話が出来て良かった。

山裾はまだまだ雪が多くこの町の里の中では一番多いのではないだろうか。
雪のあると何でもない土手に生えている一本の木も美しさを醸し出すから不思議だ。
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温暖化は何処へ行ってしまったのだろうか??

2008年01月02日 | 日記
1月2日(水)快晴 冷たい風 午後からは雲が北から流れてくる

日の出前に南東と言うよりほぼ南に近い空がオレンジ色に染まっている。
6時45分畑も田圃も雪で一面が白く見える。
日が昇るにつれて寒さが厳しい状況が見えてくる。

静かな一日の始まり・・・・
朝飯も紅茶と共にトーストが復活、いつもを取り戻した気がする。
午前中はいただいた年賀状と住所録を照らし合わせ、書き始める準備に入る。
従来は2日は年賀状の配達はないと確信していたが・・・JPとなったためなのだろうか?
赤いバイクに跨り防寒着を着込んだ社員が上がってきた。
TVを見るとこれも初めてのコマーシャルだろうと思うが、“年明け年賀状を書こう"と言っている。
郵便局が健在だった昨年までは暮れの決められた日までに投函しない人は悪者扱いされていたように思う。
いくら『JP』になったからと言っても2日めは休んでも良かろうと考えるが!!
そう言う俺はくれに年賀状を書き、「明けまして・・・・」とは気が進まない。
これぞやらせの元祖のように思える。

一日中冷たい風が太陽の光を押さえて、外で薪を運ぶ作業も明日の分だけでやめにした。
Mが台所の生ごみが貯まっているからと再び外へ出てダンボールへ入れ一通りの作業をしている頃は陽射しが山に遮られて寒さは百倍となった。
東の浅間山の裾野には太陽が当たっている明るさと暖かさを見せている。
午前中までは快晴だった空には北からの風に乗って雲が流れてきている。

こうして新しい年の2日目が過ぎていくが、残る363日をどのように過ごすかは今日もじっくり考えることは出来なかった。
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モノトーンで迎える正月 これまた楽しからずや

2008年01月01日 | 日記
1月1日(火)雪 初日の出・・・ 雪 冷たい風 午後はズーと細かい雪

初春のお慶びを申し上げます。
山裾から発信するブログも二度目の正月を迎えることが出来ました。
当初は備忘録の延長との思いから、誤字脱字・言葉の不都合な言い回しを
少しでも解消することへの想いから・・・
皆様を捲き込む身勝手さをお許しいただき、
この先末永くお付き合いくださるようお願い申し上げます

元旦とはいえどっさりと届く新聞の束といつものトーストとは違う朝飯が出るくらいの変化なのだろうか。
自ら新年を迎える心構えを整え、注連縄に魂を注いで張ることもせず
雪が舞う色のない景色をボーット眺めながら真剣に想いを馳せていると、
集落の新年会に出かける時間になっていた。

集落の新年会は酒・焼酎・ビール・酎ハイウーロンティー等々は
集会所の予算で整え振る舞うが、肴はそれぞれが持ち寄るのだ。
重箱に綺麗に並べられたお節をちまちま自分で摘みながら酒を酌み交わすのだ。

俺がこの集落に移り住んで初めての正月の時に、新年会へ呼ばれ
「料理は各自持ってくること」と云うことだった。
その意味を理解できないまま、四五人分の一品料理を大皿に盛って出かけた。
隣を見るとどうやら違うらしい・・・・
皆自分でもてきた物をここそと摘んでいるのだ????
東京などでは持ち寄りで色々な人や家庭の味が愉しめるパーティーが
楽しかったことを思ったが、所変われば・・・・・

今ではすっかりと馴染み俺もMが詰めてくれた京都土産の
豆菓子でも入っていたような小さな二段の重箱風のものを手に提げて出かけた。
しかし、おれはほんの少し前に朝飯を食べたのだから・・・・・
弁当用の風呂敷に包んだ結び目を解く気もなくただただお茶をすすってて過ごした。
酒を嗜まないと云うことは、このような場所ではドウしようもないのだ・・・・

何とか馬鹿話をしながらも90分を過ぎたところで
ボツボツ出ていく人があり、やがてそれにつられて女性陣も
さっさと引き上げていく。
これ幸いとばかり・・・グラスや湯飲み皿などを片付けはじめる。
しかし、こよなく酒を好む大老や笊とも思える輩はしっかりと
テーブルを囲み和気藹々正月を楽しむ風景を眺めることができる。

年初めの宴会故、暴れたり暴言を吐く者もおらず
平和に明けていく元旦が過ぎてゆく・・・
片付けを終えて集落にある神社を訪ねると人っ子一人いない
静かな正月を迎えている。
役員がしっかりと幕を張り巡らせて新春の設えを整えたのだろう。
コメント (2)
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