まだまったく購入もしていないのだが、伊東乾さんの「さよなら、サイレントネイビー」と(かん)尚中さんの「在日」を読んでみたいと思っている。
伊東さんの方は言わずと知れた元オウム真理教幹部の豊田亭氏のことを書いたという。
また(かん)さんは東京大学で政治学を教えているテレビにこの頃はよく出るハンサムな学者である。こちらはいつか朝日新聞で鶴見俊輔さんが対談をしていて、その中で紹介をされていた。
まだ読んでいないのだが、どちらも重いテーマである。しかし、私のように世間からかけ離れているものも一度は読んでみたいと思う内容である。
北朝鮮が核開発をしたので、急に世間がやかましくなったが、核爆弾を作っても人々の生活をおろそかにしていれば、うまくいくはずがない。これとはちょっと違うが、最近のアメリカの中間選挙で共和党が敗北を喫したのもイラクでの戦争にかまけたからである。
ただ、民主主義はある意味で愚民政治でもあって、社会の改善は遅々として進まない。また、場合によっては大きく後戻りしたりする。日本の現状なんかもそのようである。これはすなわち、選挙になると現与党に大多数の人が投票するという状況が厳然としてあるからである。
賢者は世間が間違っているのではないかと思っても世間を動かす力をもたなければ、どうしようもない。しかし、私が自分を賢者であると思っているわけではないのはもちろんである。