今朝、起きたら電気が来ていない。そうか停電だったと思い出す。近所の電柱の付け替えで9時から11時まで停電の予告が1週間ほど前に来ていたことを思い出す。トイレに座ったら、便座が冷たかったからだ。トイレから出てリビング、台所の方へ行くと、いつもついているはずのガスストーブがついていない。これも電気を使っているからだ。
ひげを剃ろうとしても電気カミソリが動かない。顔を洗おうとしたら、冷たい水しか出ない。ガスを使った給湯設備を使っているのだが、これも電気が来ていないと作動をしない。冷たい水で目の辺りだけを洗って済ませた。顔全体を洗うのはこの頃の水では冷たすぎる。玄関から1歩、2歩踏み出して工事の進行状況を見る。すでに電柱は変えられているようだが、まだ11時には1時間ほどある。仕方がないということで味噌汁と紅茶の朝食となった。電話もかからない。パソコンは使えない。
2時間ぐらいのことだが、日ごろの電気が使える生活の有難さを味わった。60年ほど前の昭和20年代はじめは戦後のことで台風が来たとかなんとかいってすぐに停電になった。このごろは落雷のために数分間停電になることはあるが、ほとんど停電はない。技術の進歩のお陰だろう。