物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

小平治郎さん

2007-02-13 12:28:36 | 物理学

物理学会誌の最近号を見ていたら、小平治郎さんの訃報が載っていた。56歳だったという。まだ若い。

もう20年以上昔になるだろうか。牟田先生(広島大学学長)のグループに入れてもらって輻射補正の計算をしていたころ2週間に1度くらいの割りで広島大学に行っていた。その頃のグループ仲間の一人が小平さんだった。

訃報には摂動論的QCDの専門家という紹介がされていたが、その通りでいろいろなグラフの計算のときに疑問点があれば、小平さんに聞けばいいという感じがあった。いつか二通りの計算が一致しないので、聞いたことがあった。

その解決は結局自力で結果が違って見えるけれど同じものではないかという考えに至り、同じ結果を違った表現をしていたことを証明して終わったが、やはり小平さんは物理を深く理解しているという感じをもった。

いかにも研究者らしくいつも落ちついて見えた。昨年3月の愛媛大学の物理学会の素粒子論グループの総会で小平さんを見かけたのが最後となった。

このとき「KEKに今はいるのですね」と声をかけたらうなずかれた。優れた人は神に愛されて短命に終わることがあるようだ。


花粉症の季節1

2007-02-13 12:06:41 | 健康・病気

昨年も花粉症について書いたが、また花粉症の季節がやってきた。2月8日頃から4月末くらいまで花粉症の症状が続く。毎年行きつけの内科でアレルギーの薬をもらって飲んでいる。

新聞とかテレビによれば花粉の飛び方は例年の1/3くらいということであるが、ひどいときには鼻水が絶え間なく自然に垂れ落ちてくる。今年はまだそういう風になっていないが。

子どもによれば、朝に鼻を水で洗えば少し改善されだろうという。確かに一時は収まるが長続きはしない。目も涙目であり、かゆくなってくる。だから、いまは眼科で目薬をもらって点している。子どもも小さいときに目がかゆくてこするのでパンダみたいに目の縁を赤くしていた。

昨年の秋にも結構ひどいときがあった。もちろんひどいのはこの時期だが、どうもそのときばかりではなくなってきている。

だが、寒いときにひどいかというとそうでもない。正月明けで寒いときでもどうもないこともある。むしろ寒いときは花粉は飛んでいないのでアレルギーが出ないのだろう。

今年は暖冬でこの仕事場でもガスストーブを使うことは夕方とかの一時でそのほかの大部分のときはホットカーペットで十分済んでいる。

まだ、松山で一番寒い時期とされる椿さんは今年はまだすんではいないが、なんとかこのまま過ごせるのではないだろうか。