物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

学者の嫉妬心と処世術

2007-02-14 19:18:48 | 学問

学問の世界でも嫉妬心というのはある。やはり人間のやることだからであろう。

大学でも嫉妬心から上の人が自分の下の教官をめちゃめちゃに攻撃したとか意地悪したとかいうのはよく聞く話である。そういった自分も経験したような生臭い話は書くことができない。

知人の中にはドイツで哲学を専攻していて、十分に長い間ドイツに滞在していたので取ろうと思えば学位をとることができたのだが、それをとると日本で大学に勤めることができないという理由でわざと学位をとらずに帰国した例を知っている。

またこれは前の例ほど確かではないが、ある元牧師さんの神学を学んだ人で、学位をとって帰国したときにある大学のドイツ語の先生として勤めることがほぼ決まっていたのだが、面接に行ってかその前かに不採用になってしまったという例もある。

どうも採用をするお偉方の気に障ったからではないかと思われる。それが嫉妬心によるものだった可能性は十分にある。

私は少なくとも自分のまわりで人をいじめるというような循環を断ちたいと思っていた。そういう再生産が続くといつまでたっても事態は改善されない。

もっともこのごろは大学全体が忙しくなって人のことなどかまって居れないという風になっているらしい。

いまなら、アカデミックハラスメントなどという言葉があるが、私の若いときにはそのような言葉もなかった。

自分も一生懸命に努力して若い者に負けないようにするか、または若者を励ますことをすればいいものを自分のわがままを通すために若者の足を引っ張るのは自分を顧みて恥ずかしくないのだろうか。

でも人生の生きる知恵としてやはりあまり人の目に付くようなことを控えるというのも一つの処世術かもしれない。しかし、難しいことではある。

もっとも優秀な人はこのようなことを考える必要はまったくないのだろうが。優れた先生や先輩は自分に自信があるから、励ましてくれても人の足を引っ張ったりはしないというのが、私の経験である。


ヴァレンタインデー

2007-02-14 12:23:56 | 日記・エッセイ・コラム

今日はヴァレンタインデーである。このごろはニュースにも取り上げられるようになって一つの行事として定着した感がある。もとは聖ヴァレンチヌスの日ということで宗教行事だったのだろうが、(悪?)知恵のあるチョコレート業界がチョコレートを女性に売る販売戦略に利用して成功してしまった。

正直言って日ごろそんなにチョコレートを食べるものではないから、たまにはいいかとは思うが、それにしても過熱ぶりである。女性からチョコレートをもらって嬉しくない人などいないだろう。もっともホワイトデーとかいうのがあってそのお返しを期待するとかいう話もあるが、そんな見返りを期待するためというのではどうも心が寒くなる。

今朝、妻にチョコレートを一箱もらった。これはお店で買ってきたのか、所属している医療生協で大量につくったものの一つをもらったのかは聞かなかった。医療生協は宣伝活動のために伊予鉄松山市駅前の坊ちゃん広場でチョコレートを配るのだそうだ。「今日は雨なのでご苦労さんなことですね」といいながら、妻は他のところへ出かけた。

ドイツの祝日について先日調べたら、今日2月14日はドイツの祝日になっていた。もっとも日本のような意味合いの日ではないらしい。むしろ男性が女性に花を贈ったりするという風にどこかで聴いたような気がするが、記憶は定かではない。