物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

岩波科学の事典

2007-07-19 15:39:40 | 物理学

昨日書いた初等的な物理の内容について岩波「科学の事典」が参考になる。しかし、ここではベクトルも微分も使われている。高校での微分積分を使わないという物理でも結局は微分積分の考えは使っている。だから早く微分積分を学んだ方がいいというのが私の意見だが、数学アレルギーがひどくて困る。

必要なものは自分で教えるという考えでやってきたが、それでもどうしようもないくらいの中学生なみの数学しか知らない学生が多い。ものは知らなくてもいい。意欲があってバイタリティに富んでいれば、すべてはマスターできるはずだが、その意欲もない。

単に試験に通って単位を取得できればよいと考えているようだ。すべての学生がそうだなどとは思わないが、そういう学生が全体の足を引っ張っていないか。それが心配である。


平凡なことを教えるか

2007-07-19 15:37:50 | 受験・学校

一般の人には速度は分かっても加速度は言葉としては知っていても分かってはいないとか家庭で電灯線や冷蔵庫や洗濯機で使っている電気は交流だということを知らない。

いくらなんでも中学校で理科を習えば、それくらいは知っているだろうと思っていたが、それも知っていないという現実を知ると大学の物理の先生はどうしたらいいんだろうと考え込んでしまう。

理系の学部でそうだということになれば、後は推して知るべし。理系の学部では学生はそれを知っている必要はないのだろうか。アメリカでは高校生のレベルが低いといわれるが、大学に入れば必死に勉強して大学を出るころには日本の平均の学生よりはとても実力がついているという。

演習をする時間があればいいのだが、その時間はあまりない。それに時間を取って演習をしてもそのときには真剣に考えている学生は少数である。何をすべきかも分かっていない学生が大半である。また質問をほとんど口頭では受けたことがない。

質問できることはそれだけ考えている証拠なのだ。感想を書いてもらうとわからないといろいろ不平不満が出るが、ではここがわからないといって授業中とか授業の後で質問したら良いではないかというのに質問攻めにはあったことがない。

それに何回も記号等で同じ質問がでる。1学期中に3回か4回同じ質問が出るというのはどういうことだろう。人がした質問については関心がないということなのだろうか。不可解である。

未修教育としての物理学は大学では単位としては認定されないのが本来の姿である。しかし、そうすると未修教育は学生には評判が悪くて学生はその授業をとりたがらない。それに代わるべきe-Learningのシステムがあればいいのだが、それもつくられていない。


かぜからの復帰

2007-07-19 15:35:22 | 健康・病気

やっと通常の状態に近くなってきた。一時はうつになったかと思った。私はむしろ分裂症気質なのでうつにはならないのだがと思っていたが、体がひどく脱力して力が入らなくて気力も湧いて来なかったので、もしやと思ってしまった。

しかし、そのためにはドイツ語のコ-スも休んだし、オフィスアワーも休んで気力体力の回復に努めた。仕事場のパソコンもちょうどダウンしたのでそれを直すのをためらっている。

今日模擬テストをしたが、これは本試験の結果が思わしくない人にのみ参考にするつもりなので今は採点はしないつもりである。