標記のエッセイをほぼ完成した。
これはHamiltonの四元数の発見の跡をたどったエッセイである。こんなエッセイを書いて誰が読んでくれるのだろうか。しかし、私のような者が一人ぐらいてもいいだろう。それが私の個性なのだから。
「オイラーの公式」に続いての力作と思っている。それにしても早く自分のホームページを開く必要がある。というのは愛数協の「研究と実践」はごく少数の人にしか読んでもらえないし、いやほとんど読む人はいないだろう。いても一人か二人いればむしろいいほうだ。
このところブログも書けないくらいこのエッセイに没頭していた。昨日はちょっとした図をpicture環境で描いた。出来上がったものを読み返していると細かな手直しが必要のようだ。
それを直すのは簡単だが、ページがまた8ページに及んだ。私の書くものはどうしても長くなる。これは対象とする読者が数学の知識のあまりない人だからである。ひとりよがりにならないためにかなり詳しく書いている。多分、数学のよくできる人なら冗長すぎることだろう。
今晩はドイツ語の今期の打ち上げ会がある。
(2013.11.4付記) この「四元数の発見」およびその続きの四元数のシリーズのエッセイを「数学・物理通信」に連載中である。
検索で「数学・物理通信」を検索すれば、すぐに名古屋大学の谷村先生のサイトに届く。そこで目次を見て頂ければすぐにわかる。
(2020.9.15付記)このタイトルと同じ『四元数の発見』(海鳴社)を2014.10に上梓したのはもう旧聞に属する。その本の第2章のタイトルが「四元数の発見」となっている。これの元の原稿が発表されたのは「研究と実践」(愛数協)第101号(2009.9) 24-31 である。記録のためにここに記す。
もっともこの第2章以外にも第3章「Hamiltonのノートの解読」にも四元数の発見のなぞ解きをしているが、第2章でもある程度わかる。