書くのを忘れた。ということはいろいろ用事があったということだ。普段はあまり忙しくはしていないので、ブログを書く時間をかなり十分とっている。
だが、他に用事があって、それに気をとられているとブログを書くことなどどこかに飛んで行ってしまう。もっともそのようなことは私にとってはきわめて珍しいことである。
一昨日だったか、ボルケナウの『封建的世界像から市民的世界像へ』(みすず書房)を古本で入手した。とても分厚い本でとても読むおおせるとは思えない本である。
そして、これを訳した訳者も5,6人よりも多い。10人くらいはいるのではなかろうか。訳序を読んで見たが、それすらけっこう長い。そしてやはりボルケナウ自身がこの本を書いた後でもっと保守的な立場になったと書いてある。元はドイツ語であるのだが、大体こんな本を誰が今頃読むのだろうか。元の定価は3000円だったが、約1000円で入手した。送料等はもちろん別だけれども。
それに付録かとしてつけられた部分がこの書の書評だとか書いてあるが、それがまたけっこう長い。小さな活字でもう老眼の私には結構つらい。
昨日は「数学・物理通信」の共同編集人である、Nさんのところへ7巻1号を編集したものをもっていった。彼に編集後記を書いてもらうためである。
N さんは施設に入所しているのだが、彼独自の微積分のテキストを書いているのだが、なかなか完成しない。昨日もその話が出た。部分部分に分けて、「数学・物理通信」に少しづつ発表するという提案をしてみたのだが、書き下ろしとしてテクストとして発表したいという気が強い。
部分的に発表すると本の売れ行きが落ちるのではないかという危惧をもっているのかもしれない。もちろんそういうことは言われはしないのだけれども。