大栗さんの『探求する精神』(幻冬舎新書)を読んでいて、Sidney Colemanの方々の夏の学校とか冬の学校とかでした講義を集めた書”Aspects of Symmetry” (Cambridge Univ. Press)のことが書いてあって、Colemanが優れた講義者であったらしいことの一端が触れられていた。
Colemanは難しいことでもわかりやすく話をすることのできるいい教師だったらしく、どこの夏の学校でもよく招待されていたらしい。
あまり詳しくは触れられていないが、その一端は私も彼の講義録を一つか二つ読んだことがあるので、わかる気がした。
そういう教育の才のある人にイスラエルの研究者のLipkinがいる。"Lie Group for Pedestrians" (North Holland)は友人と一緒に読んだことがある。これはいわゆるプログレスPTPのIOOの論文を読んでもあまりよくわからなかった後で読んだ。
その後、わかりやすい講義ノートやテクストは他にも出まわるようになったが。