物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ドイツ語の特徴

2021-07-28 10:31:17 | 本と雑誌
ドイツ語は最初に学ぶときが難しい。

これはつぎの二つの特徴をもっているからである。

 1.文の枠構造
 2.冠飾句

である。2の冠飾句の方は文章においてであり、会話ではあまり使われないからほとんど問題が起こらない。1の文の枠構造の方は会話にも関係するから、これがわからないとドイツ語はわからない。

最近ではこの文の枠構造についてはドイツ語を教える先生が注意をして教えてくれるようになっているので、きちんとした先生に学べばほとんど問題は起こらないようになっている。

定冠詞、不定冠詞とかの格変化もそれほど頭から覚えなさいという先生はすくなくなっている。1格(主格)と4格(直接目的格、対格)を覚えて、つぎに3格(間接目的格、与格)を覚え、2格(所有格、生格)は最近では覚えなくてもいいという先生までおられる。


あまり1冊の本をじっくりと読むほうではない

2021-07-28 09:47:50 | 数学
私はあまり1冊の本をじっくりと読むほうではない。いやこれは数学とか物理学とかの本のことを言っている。文学的な本のことを言っているのではない。

簡単なことでも理解しようとすると、なかなかわかるようにはならないという頭のわるさである、私は。それでいくつかの本を合わせてようやくあることがわかるという次第である。

それにわからないことをじっと自分で考えて考え抜くというような持続力もない。だからこういうスタイルになっている。

つい先日も共著の数学エッセイを書いたが、そのときにもあれこれ本を探して、本棚の隅にあった高木貞治『代数学講義』(共立出版)を引きだしてきて、4次方程式の解の公式について論じた。それで共著者からはあまり多くの本を引き合いに出すなと言わんばかりの苦情をもらった。

いや私にしたら、1冊の本でちゃんと首尾一貫して私のような頭のわるいものにもわかるような数学エッセイを書かない人がわるいのだと思うが、さすがにそういうことは言えないのでだまっていた。