妻が何か100円ショップで買いたいというので100円ショップに出かけたら、大勢の人が買い物に来ている。それも籠を抱えてその籠にかなりたくさんの品物を入れている。
給料は上がらないのに税金は上がる、病院に行ったときの支払いは健康保険に入っているのに多くなるとか、医療生協の入り口での有志の方の野菜の100円の販売とかこうやって市民は生活防衛をしている。その努力たるやそんなに小さなものではない。
こうやって市民はほそぼそと生活をしている。だが、政治の世界では国民を守るとかの美名の下に防衛費をGDP1%から2%へと上げようとしている。それも反撃能力のためとかいう。
こういう国民の状態ではもう日本は守るに値しない国に転落してるというのに。私だって日本人である。こういう市民とか国民がみじめになっているのをよしとしているわけではない。
しかし、これはやはり政治の責任であろう。無策である。防衛予算を増やせばいいなどという事態ではない。それにその防衛予算を負担する余裕は国民にはすでにないのに。
それに法人税をあげて防衛予算をそこから得ようとするというと、企業はまた自己防衛に走って自己資本を増すだけで給料は上げない。いや上げる余裕などないのだ。さらに国債を発行して防衛予算を増やすなどとなると、その場しのぎもまさにここに極まれりであろう。
さてどうする。総理大臣、それでも防衛予算を増やすのですか。嘆かわしいことに自民党の中で防衛予算の倍増にまったく反対の声が聞こえないことだ。
こんなことでは、いずれあなた方は政権から落ちてしまうだろう。もっとも今すぐではないだろうが。