物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

6月の子規の俳句

2020-06-13 17:34:29 | 日記・エッセイ・コラム
毎月、子規の俳句を一首書いている。

これはE大学校友会の配布のカレンダーに載っているものである。

  苔の上にこぼれて赤しゆすらの実  子規  (1900)
  red nankin-cherries
       drop onto
       the moss

まだ子どものころといっても6歳にもなっていないころだが、赤いゆすらの実を食べたことがある。

これは私の実家の庭にゆすらの樹があったから、たぶん5月か6月だが、それがざるいっぱいにとれたのである。

それを洗って母が食べさせてくれた。記憶ではそれは1945年のことでその年の8月には日本の敗戦がくる。食物もあまりないころで、ゆすらは貴重なおやつでもあったろう。        


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