そろそろ「ドイツ語圏とその文化」2号を発行したいと思っているが、まだ発行をしていない。その編集段階で経験したことを書いてみよう。
創刊号を読んだ、ある読者の方から英語のタイトルと目次をつけることを提案された。
それで「ドイツ語圏とその文化」をGerman Speking Areas and thier Culture (ドイツ語タイトル: DACHL und ihre Kultur)と訳をつけてみた。それを読んで共同編集者のR氏がこのタイトルの前に定冠詞のTheをつけてくれた。
それで思ったのだが、私には定冠詞とか不定冠詞をつけるという感覚がまったくないということであった。
どうもそれだけならまだいいが、これはまったく「ドイツ語圏とその文化」とは関係がないが、日本語で書かれた文章とか短文を外国語で表現しようとするとき、過去だとか未来だとかの時制の感覚がなくていつでも現在形で表現しようとする。そういう欠陥を私の外国語の能力はもっている。
季節が季節なので2号にファスナハト(カーニバル)について書いたが、このときにファスナハトは北ドイツの方にはないという感覚もなかった。
この事実を知らないわけではなかったが、私の書いた文ではそのことが明瞭ではなかったので、R氏がそのことをコメントしてくれた。それでそのR氏のコメントのドイツ語と日本文をそのままとりいれた。
もっともR氏は彼のコメントを取り入れて日本語で文章を私がそのことを書くと期待したらしかったが、それは面倒だし、いろいろな人の個性が出た方がおもしろいので、彼のコメントをそのまま取り入れて、記事は共著となった。
人は他人の失敗とか秘密を知ることは本来の性質として好きだと思うので、わざと好奇心をそそるためにこぼればなしを書いた。
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