昨夜、テレビを見ていたら知らぬ間に居眠りしてしまった。
最近は頭を使うことが多いのか、爆睡してしまうことが多い。
それで思い出したのは世界的に天才数学者といわれた岡潔さんが書かれていたことである。
岡先生が取り組んでいた、多変数関数論の問題は並みの難問ではなく、世界で誰も解けなかったような難問だった(らしい)。
それでもずっと数か月とか数年とか考え続けていたら、考え出すといつもすぐに眠くなって寝てしまうのだという。
ところがそうやって数ヵ月か数年が過ぎると、ぼんやりと解決の方法が見えてくるという。
私の『数学・物理通信』の編集作業は残念ながら岡先生が取り組んでいたような難問ではなく、誰でもできるような作業にしかすぎないので、比較することがそもそもおこがましい。
だが、そうではあるが、なかなか編集作業でのエラーがなくならないので、私なりにああでもないこうでもないとここ数日間、頭を使ったという点では同じである。
latexの編集ではエラーメッセージが出るけれども、なかなかその意味がわからない。ある程度経験を積んでくるとそのエラーが出ても時間が経てば、何とか解決できるだろうと思えてくる。
その具合が悪い箇所がよくわからないというのが、いちばん大変なのである。
そして事実数日すれば、なんとか解決するのが普通である。だが、それが解決しない数日間は苦しい。
抑制中枢の傍に睡眠中枢があるのです。授業中に寝ている学生は真面目なのです。講義を聞こうと努力すれば眠くなるのです。だからそっとしておきましょう。
コメント有難うございます。
居眠りしている学生を無理やり起こしたことはなかったですが、そうですか。
真面目な学生が居眠りをするのですか。君は真面目なのだねと褒めてやってもいいくらいだったのですね。
それは知りませんでした。有難うございます。