ダイソンはイギリス生まれのアメリカ人である。
いろいろな物理学者への感想があるのだが、湯川とは数度あったが、物理の話しをしなかったから、政治の世界で活躍していたという感じをもっている。
また、オッペンハイマーは複雑な性格の人で、まったく口をきかなかった二人の物理学者がいた。一人はファインマンの先生にあたるホイーラーだった。もっともダイソンはホイーラーはもっと高く評価されてもしかるべきだとの意見である。
これはうなずける判断である。しかし、ホイーラーは右翼で、政治的な思想はいけなかったらしい。そのことがオッペンハイマーが口を利かなった理由かもしれないといっている。
これはヤンの述懐でもあったと思うが、オッペンハイマ―はブラックホールの生みの親の一人でもあるのに、ブラックホールの存在が観測から確かにもなったときでも、それに言及すると話題を変えたという。
アインシュタインもブラックホールに否定的だったというから、なかなか知的巨人も時代遅れになっていたのかもしれなない。
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