「八丈アキノキリンソウ」は伊豆諸島の八丈島に自生する固有種で、
キク科のアキノキリンソウ(秋の麒麟草)の小型種です。
毎年、雪囲い前のシーズン最後を飾る鉢植え山野草の1つです。
開花が遅く、黄色い花を開き始めた11月2日です。
8cm程の花茎を伸ばし、筒状花と舌状花からなる頭花をたくさん着けていきます。
11月5日の花姿です。
11月11日と13日(下)、ほぼ咲き揃いました。
蕾の時から玄関前の日当たりで、葉は日焼けしてきましたが、花は長持ちしました。
花が無くなってきた初冬、晴天の日には、オオハナアブ、不明の虫、アシナガバチなど
越冬前の虫が吸蜜に集まりました。
「八珍柿」(はっちん柿)は渋柿の品種で、平核無柿(ひらたねなし柿)のことです。
親鸞聖人が起こした奇跡として伝えられた、動植物の珍種を「越後七不思議」と呼び、
種の出来ない柿の変種は、その次に珍しいということで「八珍」と名付けられました。
原木は新潟市秋葉区にあり、樹齢300年を超す巨木だそうです。
焼酎にさわして渋抜きすると甘く濃厚な味わいで、佐渡の特産「おけさ柿」が有名です。
空き地に植えた若木に、昨年たくさんの実が生り過ぎ、今年はわずかな実成りでした。
5月中旬に咲いた花です。
5月末の小さな実、
10月初めまで、実は大きくなっても緑色でした。
10月中旬、黄色く色付いてきました。
10月末、傷ついた柿が腐熟し始めたのがあり、2個収穫してさわし柿にしました。
11月5日、無傷の9個を収穫し、干し柿を作ります。
皮をむいて、熱湯に10秒浸けて、ハンガーにつるして陽に当てます。
11月中旬、暖かな晴天の日、越冬するキタテハが出てきて、日向ぼっこです。
11月21日、落葉した柿木に、見落として残っていた柿の実1個を発見、
一緒に吊るしてみると、大きさの違いが分かります。
12月初め、わずか9個の干し柿を冷凍保存しました。(遅れて収穫した1個だけ残し)
濃縮された独特の味わいは、雪に覆われた冬の楽しみに、
今は、今年たくさん生り過ぎた甘柿(富有柿)を毎日食べています。