大文字草は、野生種が北海道から九州まで広く分布しています。
葉の大きさ・形などの変異が大きく、近年は人工育種によって多くの園芸品種が
生まれ、紅花や八重咲き品種も容易に入手し、栽培できるようになりました。
大文字草の最後を飾るのは、伊豆の島産の2種で、11月下旬から12月にかけて
毎年開花しています。
長年維持している、原種の「イズノシマ」(伊豆の島)大文字草です。
葉や花茎全体に白毛が密生しているのと、
開花期が晩秋であることが特徴です。
我が家の個体は、花をややうつむき加減に咲かせます。
もう1鉢は、「フイリシマ」(斑入り伊豆の島)大文字草です。
同一鉢で植え替えないので、小型化し、花茎は数cmです。
やはり毛が密生し、斑入り葉です。
山野草など、草物鉢は特に雪囲いせず、北側軒下に敷き並べて越冬です。
雪布団の下で春まで眠ります。
「マユミ」(真弓)は、ニシキギ科の落葉低木で、この樹で弓を作ったそうです。
鉢植栽培で花はたくさん咲いたのですが、実成りを失敗しました。
5月半ばの花です。 雌雄異株ですが、雌木だけで結実します。
花は淡黄緑色なので、目立ちません。
夏の猛暑で水切れを起こし、多くの果実が落果し、わずか3個の実が残りました。
11月初めには、きれいな紅葉を見せ、赤い果実も付いていました。
果実は熟すと4裂し、中から赤い種子が現れるのですが、気付いた時には種子は飛び、
殻だけが吊下っています(12月)。
( 参考、過去写真では・・・・。)