【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

タイトル変更、30年前の政治改革と違って「自民党の部会は全部朝8時から始まるかのような嘘」をつく議員は減ったか

2024年05月20日 22時42分53秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集

[写真]首相就任パーティー同様に、隠し事があることが明らかだった、岸田文雄候補総裁選当選報告会。

 先週金曜日に、ページビュー数が1000を割る事態が発生したので、タイトルを変更します。「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」から「【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記」に変更します。好調なTikTokのアカウントをまねます。ニュースサイトが粗製乱造で、実績のあるライター、大学教授らが見当違いの政局記事を書き、デスク機能で修正できていない例が多発しています。「論壇」が崩壊した日本です。クオリティーペーパーである「日経新聞」のブランドを打ち出した方が得策だと判断しました。「元日経記者」を終生名乗れる恒久的な権利は、今から19年前に、高橋雄一・元テレビ東京社長、神崎益雄・日経電波本部企画委員を通じて契約しました。

 ところで、フリーランス・独立系の政治ジャーナリストを、私が経済的に潰すような行動をとりがちだとの指摘がありますが、私はそのようなことをしたことはありません。誰が廃業したかの情報を私が認識しているのは、私が信頼されているからその情報を知っているだけです。例えば国税庁・警視庁との関係で気を付けた方がいいと助言することはあっても、国税庁・警視庁を使って潰すような真似は絶対にしたことがありません。

 今国会が1月から「政治改革国会」なのは事実ですが、民法、農政、ACSAの勉強が面倒くさいから、政治改革と言っているようなきらいもあります。30年前の政治改革の「経緯」をしっかりおさえて、今日から議論が本格化します。ところで、政党助成法・政治資金規正法は「公開」であって、理由や入札方法などを説明する責任はありません。これは「永田町・霞が関で税金を扱う人」のなかで、特殊です。例えば、旧民主党では、国政選挙のたびに、電通、博報堂と支出先が変わる傾向がありました。この「闇」は、与党の岡田克也幹事長が改革し、輿石東幹事長も踏襲しましたが、選挙は大敗しました。透明化が基本で、有権者が判断するのが民主主義だという思想は30年経っても健在で、今はインターネットメディアもありますが、現行政規法の住所枝番まで公開もやりすぎなので、基本はしっかりおさえましょう。30年前の政治改革で、私が嫌だったのは若手議員の「自民党は朝8時から部会をやって勉強しているから中選挙区のサービス合戦ではない」とのテレビでの主張に「8時開始、8時半開始、9時開始」を合算して「8時開始」と言っていることの欺瞞に、日経新聞記者になってから気づいたことです。このことを、今から17年前に「自民党のおいしいお水、水にも議員特権がある」という記事にしましたが、あまり伝わらず、トーンポリシングまで浴びる結果となりました。それでも17年間、いまだにブログは続けていますが、言語化できないストレスはやはり言語化することでなく、現実が変わっていくことを確認するしかないのだなというのは、一人の日本人として確信しています。

【衆議院予算委員会 きょう令和6年2024年5月20日(月)】
 集中審議ですが、2時間40分コースという異例の短さとなりました。タイトルも「国内外の諸課題」で、政治改革の文字は落ちました。

 公明党の中川康洋さんは「総理の本気が問われている」と語りました。
 立憲の野田佳彦さんは30年前の政治改革を振り返りつつ、自民党の案を「顔を洗って出直せ」と語りました。落合貴之さんは首相就任パーティーが脱法だったとただし、首相は「地元の政財界の皆様が発起人となって、開催していただいいた純粋な祝賀会であり、法律に従い開催したものであると認識をしております。ただその中で、私の事務所の人間がお手伝いをしたことを巡って、疑いのが向けられていることは極めて不本意なことであります」としました。

 国民の古川元久さんは「今回の裏金事件のような問題が起きた背景には、平成に行われた政治改革が不十分であったり問題があったり」「あのときはきっかけは今回と同じようにリクルート事件などの政治と金を巡るスキャンダルでありました」とし、政党助成法を減額できる仕組みの導入を求めました。

【衆議院決算行政監視委員会】
 「令和2乃至4年度決算承認案」の分科会主査の報告と重点事項審査。

【参議院決算委員会】
 「令和4年度決算承認案」で省庁別審査6日目、外務省、防衛省。

以上です。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マルテンサイト千年 (グローバルサムライ)
2024-05-21 01:58:04
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
返信する

コメントを投稿