宜野座村(ぎのざそん)は、南北に細長い沖縄本島のちょうど中部付近に位置します。
今回、沖縄本島全体を走ってみて、ごく粗く分類すると、北部より南部、太平洋沿岸より東シナ海沿岸がより発展しているように思われます。
その観点からいうと、宜野座村は北部寄りであり、太平洋沿岸ですからあまり発展していない地域ということになります。
※ 宜野座村の役場庁舎です。
実際に島の反対側の恩納村、読谷村、嘉手納町などがリゾート地として発展しているのとは対照的に金武町、宜野座村、東村などの太平洋沿岸の地域は北部へ行くほど人家が少なくなり自然がいっぱいという感じでした。
そんな宜野座村は特産品もあまりなく、しかたなく道路沿いの街路樹として植わっている【椰子の木の葉】をsomethingにすることにしました。
また、宜野座村役場の前庭に植わっていた【ケラマツツジの葉】(満開でした)も記念の品とすることにしました。
沖縄の家並み
沖縄の家並みは、北海道と明らかに違っていると言えると思います。
街中の家並みを眺めていますと、それは韓国風でもあり、ベトナム風、中国風にも見えるのです。
どこという決定版はないのですが、明らかにそうした国々の影響を受けていることをうかがわせてくれます。
それは特に外壁に表れています。
外壁に北海道の建物にはあまり見られない飾り模様が見られることです。その飾りが北海道人には異国風に感じられるのです。
また、外壁の色が薄い色なのも特徴の一つと言えます。街全体がなんとなく白っぽく見えました。
家の色彩が緯度が低くなるにしたがい薄くなっていくということを私は学生時代にも経験したことがあります。
学生時代にヨーロッパを旅したとき、北欧の家並みが濃い色でペインティングされていたのが、中欧、南欧と緯度が低くなるにつれて街全体の色合いが薄くなるのを感じました。
ギリシアの島では、島全体の家が真っ白でした。
気候と住まいの色合いはかなり連動しているようです。
沖縄の家並みには明らかに東南アジア各国の影響が感じられ、異国情緒を醸し出しています。