名護市(なごし)は5つの町村が合併してできた(1970年)とあって、沖縄本島では最も面積の広い自治体です。
名護市で驚いたことが二つありました。
一つは国道331号線を北上していたときでした。国道を跨ぐようにして建っている学校のような建物がありました。「お金をふんだん使った私立大学かな?」と思ったところ、それは国立沖縄工業高等専門学校でした。あまりに立派な施設が国道を跨いで建てられてあって驚かされました。
もう一つが名護市役所の庁舎です。それは近代的な立派な建物というよりは、堂々として格式があって、そのうえ複雑な構造の建物と表現すべきでしょうか。
私が巡って歩いた26市町村の中でも最も堂々としたまるでお城のような建物でした。
※ 名護市役所です。しかし、この写真は名護市役所の全貌を捉えておりません。市役所の本体は写真の中では木の向こうに見えるところです。市役所全体が写真のような造りの建物でした。
名護市ではクーポンを持っていたこともあり、OKINAWAフルーツランドと森のガラス館という二つの観光施設を見物しました。
フルーツランドのバードゾーンでヤンバルクイナを撮影できたことが収穫でした。
※ おそらくヤンバルクイナだと思うのですが・・・
名護市のsomethingは森のガラス館で求めた【ガラスの砂】を記念の品としました。
沖縄交通事情(運転マナー編)
沖縄で運転していて、地域の交通事情が運転者のマナーを醸成する一因をなしているのではという現象を体験しました。
というのは、沖縄では直進している時に、左側の横から入ろうとする車、道路を横切って右折しようとする車があると、できるだけその車に道を譲ろうとする傾向がありました。
横から入ろうとするする車、右折しようとする車もそれを当然として割り込もうとします。
北海道人の私からすると、直進車優先が身に付いていますから「ちょっと待ってくれよ」と言いたいところなのですが、どうやら沖縄の道路事情がそうした傾向を醸成しているようなのです。
それは偏に沖縄の道路の狭さと混雑する道路事情にあるようです。
混雑する道路事情の中で遠慮していると、いつまでも横から割り込む隙がありません。
一方、狭い横道で車が立ち往生してしまうと、後ろの車が前の車を避けていくほどの道の幅がありません。混雑する道路事情はさらに悪化することになります。
どうやらそうした状態を避けるために自然発生的(?)に生まれた沖縄の運転マナーなのかもしれません。
そうした事情が飲み込めた私は、後半になってから直進の場合でも努めて横からの車に道を譲るように心がけたのは当然でした。
沖縄のドライバーは乱暴との評判も聞きましたが、私の経験では上記のようにお互いに道を譲り合うし、国道においても北海道のドライバーほどスピードを出しているようにも見えませんでした。