20日(祝)ちょっと冷気を含んだ春風を感じながら札幌の春山をハイクしてきました。
※ 札幌の春山を行くハイカーたち
札幌の自然を愛し、自然を護る活動を展開している「カッコウの里を語る会」というグループが「カンジキをはいて歴史の小路を歩こう」という呼びかけに応じて参加してきました。
コースは、空沼二股(常盤)⇒峠越え⇒藤野北の峰⇒麻生山荘⇒藤野市街という約7キロのコースだと案内には出ていました。
とはいっても札幌初心者の私にはコースがどこのことなのかさっぱり分かりません。事務局の方の案内に従い、地下鉄で真駒内駅まで行き、そこからバスに乗り空沼二股を目ざしました。
札幌の南の山懐深くに空沼二股はあり、そこにはたくさんのハイカーが集まっていました。(参加者は48名とのことでした)
そこで事務局から、コースは木材の集材地の跡であり、開拓農家跡があったところであるとの説明がありました。
カンジキを長靴に括り付け、まだまだ雪が残る春山に入りました。
雪はこのところの暖気でやや湿っぽかったのですが、先導者が踏みしめてくれるので歩きやすい雪道でした。
天候は曇天でしたが、風もなく穏やかで寒さも感じない絶好の春山ハイキングとなりました。
まだまだ木々は芽をつけず、山の春はいま少し遠くにあるようでしたが、雪が割れて顔を覗かせた小川のほとりにはフキノトウが柔らかな黄緑色の顔を見せてくれていました。
一つ発見がありました。
カンジキで歩く春山は、倒木や岩石などを雪が隠してしまい、平坦な道となりとても歩きやすいということを素人は今さらながら発見した思いでした。
そして参加者のほとんどが中高年ということでペースもゆったりしていて、山歩きといいながら何の苦痛も感じない快適なハイキングでした。
私は何度も何度も深呼吸を繰り返しました。それほど空気が美味しく感じられたのです。
昼食時には主催者の心遣いがハイキングをいっそう楽しいものにしてくれました。
※ コースの途中にあった麻生太郎氏の山荘です。今は使われていませんが、麻生氏が幼少の頃はよく訪れていたそうです。
先導者がつき、山のベテランたちに守られての春山ハイキングは、ナビ付きの車の後部座席に座っているような安心感の中でのハイキングでした。
なんだか病み付きになりそうなくらい、楽しい春山ハイクでした。
(山の怖さを知らない素人の感想かもしれませんね)