田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)

2008-05-07 19:49:27 | スポーツ & スポーツ観戦
 5月4日、北海道のU18のナンバーワンを決めるプリンスリーグの開幕戦が札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)で行われると聞いて駆けつけました。
 サッカーアミューズメントパークとは、サッカーだけに特化した競技場・練習場として生まれた施設で、「どんなところなのか?」ととても興味のあるところでした。

 場所は東区雁来、国道275号線(通称:雁来街道)からちょっと入ったところにありました。(地図参照)
 施設は、天然芝一面、人工芝一面、屋内競技場(フットサル用2面)、その他にもコンサドーレユース用の人工芝一面などを有するサッカー専用の総合競技場です。
        
        ※ アミューズメントパークのクラブハウスです。

 プリンスリーグは正式大会名をJFAプリンスリーグU18北海道2008と称し、北海道内のU18世代の有力10チームが参戦して、これから7月末まで9日間の日程で総当りのリーグ戦を行い覇を競う大会です。
 ちなみに大会名をプリンスと冠したのは、スポーツ好きで前日本サッカー協会名誉総裁だった故高円宮殿下を記念して冠せられたそうです。

 私がSSAPに着いたときに天然芝コートでコンサドーレサッポロU18 対 札幌新陽高校戦が行われていました。実力差はいかんともしがたく9対0という大差でコンサドーレユースが制しました。
        
  ※ コンサドーレユース 対 札幌新陽高戦です。(もちろん赤黒がコンサです)

 次の試合が室蘭大谷高校 対 登別大谷高校という兄弟校対決でしたので興味深く室蘭大谷高校のベンチ裏からじっくり観戦しました。
 互いに強豪校らしく両校一歩も譲らず前半は0対0で折り返しましたが、私の目からは登別がやや攻勢であったように映りました。

 興味深かったのはハーフタイムです。室蘭は長年同高を率いてきた加藤監督ではなく、新しい顔がベンチに入っていました。(私は監督の都合でコーチが代役をしていたのかと思いましたが、後から新聞を見ると及川新監督に交代したということでした)
 その監督が細かに戦術的な指示をするのですが、選手たちが無表情だったのが気になりました。監督に指示に対して、もっと反応しても良いのではと思ったのですが、あれは室蘭の伝統なのでしょうか。ともかく室蘭の選手全体が非常におとなしかったのが気になりました。

 後半、風下に回った登別でしたが攻勢姿勢は変わらず、ついに先制点をゲットしました。すると選手・ベンチはまるで勝利したかのような喜びようでした。
 しかし室蘭もさるもの、その直後に見事なボレーで同点としました。ところがベンチや選手は特に喜びも見せず、登別とは対照的な表情だったことがむしろ奇異に感じました。
 試合はそのままドローに終わるかと思われたロスタイムに室蘭の選手のセンターリングと思われたボールをキーパーがファンブルしてそのままゴールに吸い込まれました。
 試合は結局2対1で室蘭大谷高校の勝利で終わりました。
        

 道内高校サッカー(U18)の勢力地図も昔の室蘭一強時代から、各校の実力が接近してきたこと、コンサドーレのようなクラブチームが台頭してきたことで、群雄割拠の様相を呈しています。

 SSAPは小中学生やアマチュアの試合、今年から創設されたプロ・アマの対戦もある北海道スーパーサッカーリーグまでさまざまな試合が組まれているようです。
 少し我が家からは遠いのですが、注目の試合には駆けつけてみたいと思っています。

                              ('08/05/04)