田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

パイプオルガンを聴く

2008-05-10 17:11:26 | ステージ & エンターテイメント
 キタラ(札幌コンサートホール)の大ホールにあるパイプオルガンの音色を聴いたことがありませんでした。もっともそれほど頻繁にキタラに行っているわけでもありませんが・・・。
 過日、親子向けの「オルガン・アドベンチャー」という初心者向けの催しがあり、参加してきました。
        

 奏者はキタラの専属オルガニストのシルヴァン・エリというフランス人。
 パイプオルガンの解説は北一条教会のオルガニストの山田悦子さん。
 司会は民放テレビで「石井ちゃん!」でお馴染みの石井雅子さん、という面々でした。
        
※ キタラは開演したら写真撮影厳禁です。開演前に会場全体を写しました。

 アドベンチャー(冒険)というネーミングがいまいち分かりませんでしたが、趣旨は「パイプオルガンのことを良く知って、そしてオルガンの音を楽しもう」というもので、パイプオルガンの構造や音の出る仕組みなどを映像(プロジェクター)とお話で子どもたちにも分かりやすく解説してくれました。

 シルヴァンさんは、パイプオルガンの代表曲のバッハの「トッカータとフーガ 二短調」、同じくバッハの「目覚めよ、と呼ぶ声あり」などを演奏してくれました。
 それから山田さんの演奏で、子どもたちが持参したリコーダーと合奏(キラキラ星)したり、オルガンの伴奏で会場全体で合唱(さんぽ)したりと、子どもたちを喜ばせる企画がありました。
 さらには、シルヴァンさんが演奏しているところを間近で見ることができたり、普段は立ち入れないバックステージを見せていただいたりと、盛りだくさんの内容でした。
        
    ※ パイプオルガンの奏者席まで近寄って撮影しました。
 肝心のパイプオルガンの音色ですが、荘厳な音がホール内に響き渡りはじめるとたたずまいを正さなくてはという思いにかられました。
 しかし音に疎い私には、たいそうな装置の割には「何曲も聴くのは辛いなぁ」というのが正直な感想です。音の豊かさが不足しているというか、音色の変化に乏しく、どうも平板に聴こえてしまうというのは私の耳が悪いからでしょうか?

 パイプオルガンはオーケストラもかなわない音色の豊富さと音域の広大さがあるといわれていますが、私などはむしろオーケストラの一員として演奏するほうが生きてくるのではと考えるのですが、それは素人の大胆すぎる発想でしょうか???
                              ('08/05/05)