40数年前の話です。
当時、私は網走の田舎の某高校野球部のマネージャーを務めていました。
といっても積極的にその任に就いたわけではなく、マネージャーのなり手がなくて困っていたところ、主将の友だちだったことから頼まれて2年生の新人戦の大会前から引き受けた、いわば「頼まれマネージャー」でした。
私がマネージャーを務めるくらいですから、戦績も芳しくなく記憶に残るような成績も残せないまま卒業しました。
ただ野球部の仲間同士、とても仲良かったことが特長の一つでした。
時は移り40数年後、当時の〇〇高校野球部のレギュラー3人とマネージャー1人が札幌に居を構えていることが分かりました。さらに当時の監督だった先生も札幌近郊にお住まいだということが分かったのです。
それより何より、私たち野球部の2年後輩にあたる〇〇君が昨年札幌近郊の某市の市長に就任するというサプライズがあったのです。(私たちにとってはサプライズですが、〇〇君にとっては必然のことだったのかもしれません)
そうしたもろもろがあって「一度集まろう!」ということになり、先日某市において「〇〇高校野球部同期会」がありました。
野球部ばかりでなく、近接の学年の人や近くにお住まいの恩師も加え、総勢12人ほどが集まりました。
40年前の野球小僧たちは、体型がすっかり変わってしまった者、あの頃の体型を維持している者とさまざまでしたが、揃って元気に歳を重ね今日に至っているとのことでした。
さらには75才を迎えたという監督が日焼け顔でかくしゃくとして「私は90才まで医者に行かずに過ごすことが目標!」と元気だったのには私たち初期高齢者も勇気づけられた思いでした。
市長に就任した〇〇君はやはり激務のようです。
せっかくの懐かしい会合にも最後まで参加することができず、途中から次の会合のために席を後にしました。
私たちよりは少しだけ若いとはいえ、健康に留意し地域住民のために健闘してほしいと願うばかりでした。