昨年のサッポロビール工場見学に続いて、今度はキリンビールの工場見学を旅程に組むところは「めだかの学校」もなかなか粋である。私たちは最後の見学先であるキリンビール千歳工場へ嬉々として向かった 。
試飲が楽しめるビール工場の見学って、私たちのように何度も訪れる人がいるんだろうなぁ…。いや、私たちなんて、まだ可愛いものなのかしれない。もっともっと凄い猛者がいるような気もする。
※ キリンビール千歳工場では大きなKIRINの文字が出迎えてくれました。
キリンビール千歳工場は、千歳市郊外というよりは千歳市の中心からはやや離れた住宅街の中に広い敷地を有して在るという感じだった。工場の敷地内には広い庭園のような広場があり、いかにも北海道に在る工場といった趣だった。
ちょっとしたビール博物館のところで待たされた後、専用バスで移動して工場見学に移った。
※ 敷地内はこうした緑が大きく広がっていました。
工場は平日だったのだが、まったく稼働しておらず、私たちは見学路に設置されたビデオを視聴し、その場の雰囲気を味わうだけだった。しかし、私に不満はなかった。目的は試飲にあるのだから…。おゝっと、そんなことを言ってはいけない! しっかりと「一番搾り うまさの秘密体感ツアー」で一番搾りの良さを体感するのが目的ではなかったのか!?
※ ビール工場独特の光景ですね。
ということで、見学の途中に、ホップの香りを嗅ぎ、麦芽を試食し、…とここまでは他のビール会社の見学でも体験した記憶がある。
今回の見学でおぉ――――っ、と思ったのが、麦汁の飲み比べだった。麦芽から抽出された一番搾りの麦汁と、二番搾りのものを飲み比べてみる、というものだった。
二番搾りにもほのかな甘みがあったが、一番搾りのものを試飲すると、その甘味とコクの違いは明らかだった。そして、一番搾りのみを使用しているのは、「キリン一番搾り」だけ、と聞かされたら「これはキリンの勝ち――――っ!」と誰もが思うではないか!
キリンビールの戦略に軍配を上げざるを得ない、といった感じだった。
※ 試飲用の麦汁を手元で撮ったのですが、近すぎてボケていますね。
※ 止むを得ず、壁に掲示されていた説明板を写しました。
見学が終わり、試飲タイムとなった。
試飲は20分間で、グラス3杯までとなっていた。一杯目は誰もが「キリン一番搾り」である。麦汁の飲み比べを体感したせいだろうか?ことのほか「旨い!」
二杯目はちょっと浮気をして「キリンラガー」を、私はこのラガーに伝わる伝統の苦味が苦手である。人間がどこか甘いのかなぁ…。
というわけで、三杯目は再び「キリン一番搾り」に戻った。あれ――――っ?キリン一番搾りの罠にはまりそうな私である。
※ 試飲タイムです。誰もが幸せそうな表情で楽しんでいますね。
※ 我々の説明役を担ったガイド嬢です。営業用を笑顔を撮るのにちょっと手元が狂いました。
というわけで、9月29日(火)はとっても内容の濃い千歳市を巡る「めだかの学校修学旅行」を終えたのだった。
企画・運営をされた皆さまありがとうございました。