私にとって宿題だった「藻岩山全コース一筆書縦走」を昨日なんとかやり遂げることができた! 日頃の運動不足と、体力虚弱の私にはかなり困難な挑戦だったが、今シーズンの夏山最後を飾るイベントを無事終えることができた!
今年は例年に比べ、公的な仕事が入ってきたこともあり、スケジュールと天候が噛み合わず、山に行ける機会が減ってしまったことを残念に思っていた。
18日(日)、ようやく巡ってきた機会を逃したくなかった。前夜(というより深夜)WCラグビーの南ア 対 ウェールズ戦を観戦したため、就寝したのは午前2時過ぎ、それでも朝6時半過ぎには起床し、準備した。妻に迷惑をかけたくなかったので、この日はコンビニ弁当で済ませることにした。

※ このマップはsakagさんのHPから拝借したものです。私はsakagさんと同じようにコースをトレースしました。
コースは函館の超人sakagさんが辿られたコースをそのままトレースすることにした。
そのコースとは、「藻岩山スキー場コース登山口」からスタートし、山頂を通過して、「旭山記念公園コースの登山口」に下りる。そこから車道を歩いて「慈啓会コース登山口」に向かい、そこから馬の背に出て、T6分岐から「小林峠コース登山口」に下りる。そしてまた車道を歩き「北の沢コース登山口」から登山を開始し、馬の背、山頂を経て「藻岩山スキー場コース登山口」に下りるというコースである。
総距離は約21kmという。そこをsakagさんは6時間30分で踏破したという。私の場合、その2割増しとして7時間50分程度か?これは長丁場である。

※ 藻岩山スキー場の様子です。朝早く、シーズンオフとあって人っ子一人見えません。
朝、7時30分、自宅から登山口としては一番遠くになる「藻岩山スキー場コース登山口」に立った。
用意を整え、7時45分、スキー場登山口をスタートした。天気は上々、絶好の登山日和である。
スキー場コースはいきなりの急登が続く。先のことを考え、ゆっくりゆっくり進むことを心がけた。山の紅葉は進んでいたが、意外にも紅く色づいた葉が少ない。黄色か茶色の葉が目立った。
朝まだ早いと思ったが、トレイルランの練習をしている人たちが何人も私の横をすり抜けていった。

※ スキー場コースはこのような上りがずーっと続く登山コースです。

※ あまりファッショナブルとは言えませんが、この方もトレイルランナーでしょう。
スキー場コースは一息つくところがほとんどない。ちょっとしたピーク以外は登り続けるコースである。特にスキー場の急斜面「うさぎ平」が左手に見えるところでは階段登行が待っている。その後、ロープウェイの中間駅を通過し、スタートから1時間後の8時45分、山頂に到達した。
ここをそのまま通過して、次に向かうのがsakagさん、私はやっぱり休憩を入れなければならなかった。10分間の休憩を取り、「旭山記念公園コースの登山口」に向かった。

※ 藻岩山スキー場の名物ウサギ平の急斜面です。

※ 藻岩山ロープウェイの中腹駅近くにあった「藻岩山神社」の祠です。

※ 登山コースは、藻岩山登山電車沿いにありした。

※ 藻岩山ロープウェイの山頂駅舎です。この駅舎の中には登山者のための休憩施設もあます。
山頂から旭山公園口に向かうルートは、四つの登山口からの登山者が集まるルートなので(私は密かに「藻岩山ハイウェイ」と呼称しているが…)、この日のように休日だと山頂を目ざす登山者が朝早くから次々と登ってくる。中には相当なお年寄りも混じっていて、なんだか叱咤激励を受けているような気になってくる。
※ かなりお歳をめした登山者が登ってきました。

※ 私が密かに「藻岩山ハイウェイ」と命名した馬の背から山頂に通ずる広い登山道です。

※ 慈啓会口から登ってきた登山者が一息つく、馬の背分岐点です。
馬の背を過ぎると、T6分岐に向かってかなり急傾斜の登り返しがある。その登り口のところにたくさんのカツラの木の枯葉が散っていた。すると、辺りにはなんとも言えない甘い香りが広がっていて、秋を感じさせてくれた。

※ ちょっ紅が混じった葉を見つけました。ツタウルシかな?それともツルアジサイ?
旭山記念公園コースは、藻岩山の五つのコースの中で最も上り下りが入り混じっているコースではないかと思われる。何度も上り下りを繰り返しながら登山口を目ざした。
途中、このコース唯一の札幌市街を望めるポイントで一枚パチリとシャッターを切った。山頂から1時間5分かかり、10時ちょうどに「旭山記念公園コースの登山口」に着いた。
ここでも私は10分間の休憩を取り、私の好物である高橋製菓の「ビタミン カステーラ」を頬張った。

※ 山頂以外ではこれほど札幌市街を見渡せるポイントは他にないはずです。

※ 紅はなくとも、黄葉もなかなか鮮やかです。

※ 旭山記念公園コースの登山口です。
そして旭山記念公園の駐車場に出たとき、なあ~んと今まで見てきた藻岩山山中の紅葉の中で最も鮮やかな紅葉が駐車場内で見かけたのにはちょっとビックリ、そしてちょっとガッカリもした。これは考えてみると、鮮やかに紅葉する樹を特に人の目が集中する公園の駐車場に移植した,ということなのかもしれない。これってうがちすぎかな?

※ これほど鮮やかな紅葉を駐車場で見るとは…。できれば山中で見たかった。
そこから車道を20分歩き、「慈啓会コース登山口」に着いた。
慈啓会登山口の駐車場は大変なことになっていた。駐車場はおろか、周辺の道路は登山をする人たちの車で埋め尽くされていた。近年の登山ブームを象徴する光景でもあるが、近隣住民には迷惑なことだとも思われる。何らかの対策が必要なような気がする。
実は、拙ブログにおいても一昨年の7月に投稿した「藻岩山(慈啓会コース)」という投稿が未だに毎日アクセス数がベストスリーに入るほどの人気なのだ。

※ 慈啓会口の駐車の様子です。実は写真の右手に20台程度駐車できるところがあるのですが、そこも満杯でした。

※ 慈啓会コースの登山口です。
さあ、この日2度目の登山である。気合を入れ直し10時30分、「慈啓会コース登山口」をスタートした。まだそれほどの疲れも感じなく、体も動いていた。
予想どおり大変な登山客である。これから登る人、下山してきた人が、ひっきりなしに行き交う状態である。そんな中、私は知らず知らずのうちにペースを上げていたのかもしれない。人が周りにいることでペースを乱してしまう私はまだまだ修行が足りないということなのかもしれない。馬の背までの急斜面ではかなり体の疲れを感じ始めていた。
それでもなんとか登山口から40分後の11時10分に馬の背分岐に到達した。
そして、ここから私の悪戦苦闘が始まった。(そのあたりは明日の後編で)

※ これは混雑ぶりを象徴する写真ではありせんが、つづら折りのところを登る登山者です。

※ 慈啓会コースを登山中に見かけた黄葉の様子です。

※ この日二度目の馬の背分岐点ですが、やはり多くの人が一休みしていました。
今年は例年に比べ、公的な仕事が入ってきたこともあり、スケジュールと天候が噛み合わず、山に行ける機会が減ってしまったことを残念に思っていた。
18日(日)、ようやく巡ってきた機会を逃したくなかった。前夜(というより深夜)WCラグビーの南ア 対 ウェールズ戦を観戦したため、就寝したのは午前2時過ぎ、それでも朝6時半過ぎには起床し、準備した。妻に迷惑をかけたくなかったので、この日はコンビニ弁当で済ませることにした。

※ このマップはsakagさんのHPから拝借したものです。私はsakagさんと同じようにコースをトレースしました。
コースは函館の超人sakagさんが辿られたコースをそのままトレースすることにした。
そのコースとは、「藻岩山スキー場コース登山口」からスタートし、山頂を通過して、「旭山記念公園コースの登山口」に下りる。そこから車道を歩いて「慈啓会コース登山口」に向かい、そこから馬の背に出て、T6分岐から「小林峠コース登山口」に下りる。そしてまた車道を歩き「北の沢コース登山口」から登山を開始し、馬の背、山頂を経て「藻岩山スキー場コース登山口」に下りるというコースである。
総距離は約21kmという。そこをsakagさんは6時間30分で踏破したという。私の場合、その2割増しとして7時間50分程度か?これは長丁場である。

※ 藻岩山スキー場の様子です。朝早く、シーズンオフとあって人っ子一人見えません。
朝、7時30分、自宅から登山口としては一番遠くになる「藻岩山スキー場コース登山口」に立った。
用意を整え、7時45分、スキー場登山口をスタートした。天気は上々、絶好の登山日和である。
スキー場コースはいきなりの急登が続く。先のことを考え、ゆっくりゆっくり進むことを心がけた。山の紅葉は進んでいたが、意外にも紅く色づいた葉が少ない。黄色か茶色の葉が目立った。
朝まだ早いと思ったが、トレイルランの練習をしている人たちが何人も私の横をすり抜けていった。

※ スキー場コースはこのような上りがずーっと続く登山コースです。

※ あまりファッショナブルとは言えませんが、この方もトレイルランナーでしょう。
スキー場コースは一息つくところがほとんどない。ちょっとしたピーク以外は登り続けるコースである。特にスキー場の急斜面「うさぎ平」が左手に見えるところでは階段登行が待っている。その後、ロープウェイの中間駅を通過し、スタートから1時間後の8時45分、山頂に到達した。
ここをそのまま通過して、次に向かうのがsakagさん、私はやっぱり休憩を入れなければならなかった。10分間の休憩を取り、「旭山記念公園コースの登山口」に向かった。

※ 藻岩山スキー場の名物ウサギ平の急斜面です。

※ 藻岩山ロープウェイの中腹駅近くにあった「藻岩山神社」の祠です。

※ 登山コースは、藻岩山登山電車沿いにありした。

※ 藻岩山ロープウェイの山頂駅舎です。この駅舎の中には登山者のための休憩施設もあます。
山頂から旭山公園口に向かうルートは、四つの登山口からの登山者が集まるルートなので(私は密かに「藻岩山ハイウェイ」と呼称しているが…)、この日のように休日だと山頂を目ざす登山者が朝早くから次々と登ってくる。中には相当なお年寄りも混じっていて、なんだか叱咤激励を受けているような気になってくる。

※ かなりお歳をめした登山者が登ってきました。

※ 私が密かに「藻岩山ハイウェイ」と命名した馬の背から山頂に通ずる広い登山道です。

※ 慈啓会口から登ってきた登山者が一息つく、馬の背分岐点です。
馬の背を過ぎると、T6分岐に向かってかなり急傾斜の登り返しがある。その登り口のところにたくさんのカツラの木の枯葉が散っていた。すると、辺りにはなんとも言えない甘い香りが広がっていて、秋を感じさせてくれた。

※ ちょっ紅が混じった葉を見つけました。ツタウルシかな?それともツルアジサイ?
旭山記念公園コースは、藻岩山の五つのコースの中で最も上り下りが入り混じっているコースではないかと思われる。何度も上り下りを繰り返しながら登山口を目ざした。
途中、このコース唯一の札幌市街を望めるポイントで一枚パチリとシャッターを切った。山頂から1時間5分かかり、10時ちょうどに「旭山記念公園コースの登山口」に着いた。
ここでも私は10分間の休憩を取り、私の好物である高橋製菓の「ビタミン カステーラ」を頬張った。

※ 山頂以外ではこれほど札幌市街を見渡せるポイントは他にないはずです。

※ 紅はなくとも、黄葉もなかなか鮮やかです。

※ 旭山記念公園コースの登山口です。
そして旭山記念公園の駐車場に出たとき、なあ~んと今まで見てきた藻岩山山中の紅葉の中で最も鮮やかな紅葉が駐車場内で見かけたのにはちょっとビックリ、そしてちょっとガッカリもした。これは考えてみると、鮮やかに紅葉する樹を特に人の目が集中する公園の駐車場に移植した,ということなのかもしれない。これってうがちすぎかな?

※ これほど鮮やかな紅葉を駐車場で見るとは…。できれば山中で見たかった。

そこから車道を20分歩き、「慈啓会コース登山口」に着いた。
慈啓会登山口の駐車場は大変なことになっていた。駐車場はおろか、周辺の道路は登山をする人たちの車で埋め尽くされていた。近年の登山ブームを象徴する光景でもあるが、近隣住民には迷惑なことだとも思われる。何らかの対策が必要なような気がする。
実は、拙ブログにおいても一昨年の7月に投稿した「藻岩山(慈啓会コース)」という投稿が未だに毎日アクセス数がベストスリーに入るほどの人気なのだ。

※ 慈啓会口の駐車の様子です。実は写真の右手に20台程度駐車できるところがあるのですが、そこも満杯でした。

※ 慈啓会コースの登山口です。
さあ、この日2度目の登山である。気合を入れ直し10時30分、「慈啓会コース登山口」をスタートした。まだそれほどの疲れも感じなく、体も動いていた。
予想どおり大変な登山客である。これから登る人、下山してきた人が、ひっきりなしに行き交う状態である。そんな中、私は知らず知らずのうちにペースを上げていたのかもしれない。人が周りにいることでペースを乱してしまう私はまだまだ修行が足りないということなのかもしれない。馬の背までの急斜面ではかなり体の疲れを感じ始めていた。
それでもなんとか登山口から40分後の11時10分に馬の背分岐に到達した。
そして、ここから私の悪戦苦闘が始まった。(そのあたりは明日の後編で)

※ これは混雑ぶりを象徴する写真ではありせんが、つづら折りのところを登る登山者です。

※ 慈啓会コースを登山中に見かけた黄葉の様子です。

※ この日二度目の馬の背分岐点ですが、やはり多くの人が一休みしていました。