田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

古の道を征く旅 ライブレポ 20

2016-04-01 17:27:35 | ロングトレイルフットパス

 夕食までまだ時間があるので、もう一本レポします。昨日は宿から一日を振り返るといいながら、疲労困ぱいのためまともな振り返りではありませんでした。
 そこで、昨日と今日を対比しながら振り返ってみたいと思います。
 昨日はGPSの記録によると、歩いた距離が27.5キロと出ていました。(歩数は5万歩を超えました)民宿の主人が言った25キロよりさらに2.5キロもオーバーしています。これは古道上にある王子社や王子跡を一つひとつチェックしたことがあるようです。王子社や王子跡が道の脇にあるときはよいのですが、道から離れたところあるものもあり、距離が増えたものと思います。

 対して今日は、14.2キロ(2万6千歩強)です。
 昨日とはかなりの違いです。
 昨日は10カ所の王子社、王子跡があったのですが、今日は一つもそれがなかったのです。

 昨日に比べると、今日は身体への負荷がかなり軽かったということです。
 私にとっては、今日のようなコースが想定していたトレッキングコースでした。
 昨日の激しい上り下りが連続するコースは想定外でした。

 昨日も、今日も、歩くときはほとんど前後に人はいません。深い木立の中を一人征くのは孤独感もありますが、聴こえてくる音が幻聴に感じてしまうことがあります。ザックや衣類の擦れ合う音が、何か特別な音に聴こえてしまうのは、やはり熊野古道ならではと思っています。

 いろいろと感ずることがありますが、帰宅してからゆっくり振り返りたいと思います。

 写真は今日の小雲取越を終えて小口集落に入ったときに迎えてくれた満開の桜です。

古の道を征く旅 ライブレポ 19

2016-04-01 15:44:11 | ロングトレイルフットパス
「旅の醍醐味は出会いである」…、そんな醍醐味を味わわせてくれる嬉しい出会いがあった。
 シチュエーションはこうである。

 小口自然の家は基本的には青少年などが利用する施設ではないかと思われる。だからだろうか、自販機を見てもビールはなかった。
 そこで、集落唯一(?)の食料品店を紹介してもらった。

 お店は、田舎町の雑貨店といった趣きだった。そこに一人の男性がいた。私は店の主人かと思ったが、どうやら近くの酒好きのオヤジさんだったようだ。
 私がビールとつまみを選んで、会計を済ますと、店の女主人が「良かったら、ここで飲んでいけ」というではないか!
 私にそんな経験はなかったが、そのくだんの男性と私のために椅子を用意してくれた。
 これは行きがかり上、誘いを断れない。
 私が北海道から来た、というと俄然興味を示し始めた。
 あれやこれやと北海道と、和歌山の話に花が咲いた。詳しい話は後日にしよう。ともかく、思いがけなく土地の人と話ができたことがとても嬉しかった。そのことを素直に話をしたら、彼らの方が、私より喜んでくれた。

 今回の旅に私は「人との出会い」をテーマにはしていなかったが、とても嬉しい出会いだった。

 お二人は気安く写真撮影にも応じてくれた。
     

古の道を征く旅 ライブレポ 18

2016-04-01 13:40:53 | ロングトレイルフットパス
 13時25分、雨との戦いを終え、今夜の宿の「小口自然の家」に到着しました。
 今日は割合順調だったと言えます。
 しかし、「百間ぐら」で「楽勝です」などと呑気なことを言っていましたが、おおい反省です。
 あの後、「桜峠」という厳しい急登が待ち構えていて、息もきれぎれの大苦戦でした。その急登の途中で、スマホが突然「地震です!地震です!」と連呼するのですが、どうすることもできず登り続けていました。
 すると、今度は妻からの電話です。「和歌山県地方で地震があったようだけど大丈夫?」と。こちらは急登で大苦戦中、息もきれぎれに返事をしていました。

 さらにその後です。下り坂になって、くせ者は石畳です。丸い自然石が敷き詰められたところは、雨の日は要注意です。気をつけきゃ、思っていた矢先にやっちゃいました! 滑って尾�蛞骨を強打しました。お尻は今のところ大丈夫のようですが、被害は折り畳み傘に及びました。折り畳み傘がぐにゃり折れ曲がってしまいました。

 この時期はいいですね。山中は表情のない杉の木ばかりですか、里に下りてくると、昨日もそうでしたが、満開の桜が迎えてくれました。
 多少の些事(いや、大事かな?)はあったものの、想定していたより早く到着したので、ゆっくり休んで明日に備えます。
 明日は「大雲取越」ですから、手強そうです。

 写真は私が尾�蛞骨を打った憎き石畳です。
     

古の道を征く旅 ライブレポ 17

2016-04-01 11:03:14 | ロングトレイルフットパス

 待望の東屋がありました!
 ここでゆっくり休憩です。今日は気持ちに余裕があり、電波の状態も良いのでばしばし発信します。
 ここは「石堂茶屋跡」だそうです。熊野古道には旅籠跡とか、茶屋跡というところが結構あります。いったいいつ頃のことかと案内をみてみたら「嘉永」とか、「寛政」という言葉がありますので、江戸時代の話ですね。当時は商売が成り立つほど熊野詣でが盛んだったということでしょう。

 残り5.5キロです。

 フナさん、コメントありがとうございます。宿に着いてから返信コメントします。

古の道を征く旅 ライブレポ 16

2016-04-01 10:01:43 | ロングトレイルフットパス

 小雲取越の唯一の名所「百間ぐら」の到着です。しかし、全体に
 ガスがかかっていて何も見えません。本来なら熊野三千六百峰といわれる幾重にも重なる山並みが美しいそうです。残念ですが、自然は晴れの日ばかりではありません。仕方のないことです。

 不思議なことがありました。
 ライブレポ15を発信した直後に急登が終わり、それ以降は緩やかなな上りに変わりました。

 昨日もライブレポ11を発信した直後、大変な急登が待っていました。

 私の中で霊感が働いた?んなぁ~ことないですかね?でも熊野の山の中ですからね~。

 雨中トレッキングを楽しんでいますが、座って休むところがないのが不便です。どこかに東屋のようなものがあればいいのですが…。

 ガイドマップによると、この百間ぐらがピークのようなので、後は下りが多くなりそうです。
 今日は楽勝かな?なんて油断しちゃなりませんな。

古の道を征く旅 ライブレポ 15

2016-04-01 08:29:09 | ロングトレイルフットパス
 請川という出発点を8時にスタートしました。雨は間断なく降り続います。
 ずーっと上りが続くので、休憩を兼ねて発信しています。この後圏外になることもありますので。
 雨は降り続いていますが、幸い風がないので傘を差してあるいています。レインウェアの上着はあまりに暑く脱いでいますが、傘が守ってくれています。
 まだスタートしたばかり、雨を楽しみます。(強がり?)

     


 写真は現在地です。
 sakagさん、コメントありがとうございます。

古の道を征く旅 ライブレポ 14

2016-04-01 06:14:17 | ロングトレイルフットパス
 4月1日の朝です。
 怖れていた雨です。しかし、私に停滞は許されません。今日以降のホテルも飛行機も予約済みだからです。
 幸い雨は小降り状態ですし、今日の距離は昨日の半分の13キロなので、やばっちいですがなんとかなるでしょう。
 体調は一晩では回復せず、あまり良いとは言えません。
 小雲取越頑張ります。

     

 写真は、昨日の熊野本宮大社の拝殿に向かう階段です。両側には「熊野大権現」と書かれた旗が無数と言って良いほど立てられいます。