田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

市民バンドフェスティバル in SAPPORO

2016-04-29 21:49:11 | ステージ & エンターテイメント
 それぞれに個性があり、バンドの音色の違いを感ずることができたフェスティバルだった。学生時代に音楽に親しんだ人たちが、社会へ出てから仕事と両立しながら音楽に親しんでいる姿に触れたフェスティバルだった。(キタラは写真撮影がNGのため、本日の投稿はフェスティバルのポスターだけにします)

               

 4月29日(金)、今日の午後、キタラにおいて「第37回市民バンドフェスティバル in SAPPORO」が開催され、参加してきた。音楽には素養のない私だが、現職時代に吹奏楽に触れる機会が多かったこともあり、それなりに親しみをもてるコンサートである。

 今日はまず、孫のピアノ発表会があったので、それを聞いてからキタラに出かけた。
 孫はまだ一年生で、ピアノを始めて日が浅いのだが、それなりに一生懸命弾いている姿を見て、目尻を下げた私だった。(これでも、人並みにおじいちゃんをしているつもりである)

 フェスティバルには次の7団体が出演した。
 ◇札幌シティバンド、◇札幌青少年吹奏楽団、◇札幌ブラスバンド、◇サッポロシンフォニックバンド、◇札幌市民交響吹奏楽団、◇札幌吹奏楽団、◇札幌ユース吹奏楽団の7団体が出演した。
 どの団体も団員を40~50名、多いところは60名を超える団員を抱え活発に活動しているようである。
 活発に、とはいっても仕事を抱えながらの活動である。通常は週に一度集まって練習するのがせいぜいのようである。
 したがって、レベル的には日夜練習に励んでいる全国レベルの高校の吹奏楽バンドの方が正直に言って上のように思えた。
 しかし、そこは社会人バンドである。それぞれのバンドが個性を前面に押し出しているように私には思えた。あるバンドは徹底してマニアックに、あるバンドは厚味のある音づくりに、そしてあるバンドはひたすら美しい音づくりにと、それぞれが個性を追求しているように私には思えた。

 おそらくこうした団体に参加している人たちの多くは、中学、あるいは高校で楽器を手にしたことのある人たちだろう、と思われる。そこで懸命に励んだことで、彼らは楽器を演奏する楽しさ、音楽の面白さを知ったに違いない。そして今、一生の趣味を見つけて、仕事との両立を図りながら楽しみ、励んでいることと察せられる。
 私はそんな彼らをうらやましく思うし、これからも楽器を手放さないで一生の友としてほしいと思った。

 多くの団体が一堂に会する市民バンドフェスティバルを初めて聴いたが、なかなか興味深い。来年もスケジュールが合えばぜひ参加してみたいと思った。
 それにしても、フェスティバルの最後に7団体の有志が合同で演奏した「行進曲・March・マーチ」(マーチメドレー)は、吹奏楽の良さが最も発揮できるジャンルなのではないだろうか? ブラスバンドのマーチはいいねぇ…。