田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

富士山 Sea to Summit 登頂計画 Ⅲ

2016-08-11 20:36:18 | 北海道低山紀行 & Other
 「富士山 Sea to Summit 登頂計画」案を練り上げていく中で、二つの課題が浮かび上がってきた。その解決策を見出す作業も私には楽しい作業であった。また、課題解決のためには現地での慎重な対応が欠かせないことも明らかになった。 

 今回の登頂計画を練り上げる中で二つの課題が浮かび上がってきた。
 その二つの課題とは、一つが宿泊先の確保、そしてもう一つが食料と水の確保が課題として浮かび上がってきた。

          
          ※ 田子の浦の海岸で登山靴を海水に浸す人たちです。
          ※ 今回使用の写真は全て、富士市が主催した「富士山登山ルート3776」の体験イベントの様子から拝借した。

 まず宿泊先についてだが、富士市が提示するモデルプランでは、1日目が大淵集落の「薬草湯の宿 よもぎ湯」、2日目が「表富士グリーンキャンプ場」、3日目が「山室宿泊施設」となっている。
 まず1日目の「よもぎ湯」であるが、3月の時点ですでに満室状況で宿泊できないことが分かった。近くに宿はないかと探したところ、幸いに農家民宿の「やまぼうし」が宿泊を受け入れてくれた。(この宿は原則的には単独宿泊は受け入れてはいなかったようなのだが…)

          
          ※ 2日目までは、こうした舗装道路をひたすら歩くことを強いられるコースのようだ。          

 2日目の「表富士グリーンキャンプ場」は、グループや家族連れを想定したキャンプ場のようだ。私のような単独行は想定されていないようだ。ただ、キャンプサイトで4人用のテントが貸し出されているということで、私はシュラフだけを持参して一夜の宿とすることにした。キャンプのため食は自分で用意しなければならない。
 この辺りはすでに富士山の山懐深く入ったところで、他に宿泊施設は全くないのだ。

          
          ※ 3日目に入ると、いよいよ本格的登山が開始され、山小屋までの登りが続く。

 3日目の山室がもっとスムーズに「御来光山荘」の予約を取ることができた。
 今回計画したSea to Summitのような登山形態はまだまだ一般的ではないようで、宿泊体制は残念ながら十分とはいえない状況のようだ。

          
          ※ 湖や雲を下に見て、山頂をめざす険しい登りが待っているようだ。

 二つ目の課題は、宿泊先とも関わって食糧と水の確保である。2日目の昼から3日目の昼まで自分で食料・水を確保しなければならない。ところが、食料を確保できる店(コンビニ)は、1日目のコースの途中にあるのが最後だという。
 今回は荷物の軽量化を図るためにガスコンロなどは持参しない。だから、2日目の昼から3日目の昼までの4食をおにぎり、パンなどで凌がねばならない。最後のコンビニでしっかり4食分を確保することが求められる。
 さらに水である。このことに対する調査がまだ終わっていない。3日目のコースの一部が富士山スカイラインという車道になっているので、途中にある駐車場に飲料水の自販機があるのではないかと考えているが、出発前に確認しようと思っている。

          
          ※ 富士宮ルート山頂にある浅間大社奥宮の鳥居が出迎えてくれる。(剣が峰はまだ)

 登山をする人の中で何泊も要する縦走経験者にとっては、どうってことのない宿や食料の確保の問題なのだろうが、私のようにそうした経験が皆無の者にとっては、こうした登山形態はなかなかハードルが高いことを思い知らされたのだが、なんとか克服して目的を達成したいと思っている。