第2日目(大渕・「やまぼうし」 ⇒ 表富士グリーンキャンプ場 約15キロ)
この日は雨と風との闘いだった。台風9号が直撃する中、誰一人とも出会うことなく、民家も途絶え、ひたすらアスファルトの坂道を歩き続けた。途中ではあまりの雨風の酷さに立ち止まってしまう私だった。
2日目(8月22日)、予報どおり朝から雨が降り続いていた。しかし、朝の時点では風は強くなく、予定どおりスタートすることにした。
農家民宿「やまぼうし」の主人が「危ないと思ったら連絡してほしい。いつでも迎えに行くから」という励ましをいただき、7時55分スタートした。

※ とてもお世話になった農家民宿「やまぼうし」のご夫妻に見送られて二日目をスタートした。
スタート直後からずーっと坂道の連続だった。スタートして間もなく民家は途切れ、道路の周囲は林道の様相を呈してきた。
私のスタイルはというと、上下ともにレインウエアを着込み、傘をさしてのウォーキングだった。

※ 写真のように雨に濡れた大淵林道を黙々と歩く私だった。

※ コースのところどころに張られた「富士山 登山ルート3776」というステッカーが励みとなった。
雨は間断なく降りしきる。昨日の疲れが残っていたため、坂道の勾配がきついのがこたえた。
スタート後1時間を経過したときだった。林道の中に「誠信会 ふくしの里」という看板が目に入った。社会福祉施設のようである。
周りに建物は見えなかったが、中へ入っていくときっと雨宿りできるところがあるはずと、敷地内に入っていくと、ちょうど雨宿りができるような施設があった。周りに人の姿は見えなかったが、軒先で雨宿りをさせてもらいながらライブレポを発信した。
30分の大休憩をとった後、再スタートした。
周りの様子は何も変わらない。道の両側は杉の林が延々と続いていた。マップでは「大淵林道」と出ていた。
高度が800mを超えたころだろうか?風が徐々に強くなってきたことを感じ始めた。
時折、傘が吹き飛ばされそうになってきた。しかたなく、傘を閉じて歩くしかなかった。
行き交う人などもちろん誰もいない。たまあに車が通り過ぎるだけ…。

※ 大淵林道も奥深くなると、写真のように細く、暗くなっていった。
10時を過ぎたころだったか、大淵林道が大きな道路と交差した。そこからは大きく左折して、その大きな道路を往く。
11時近くなったころ、雨が激しくなり始めた。もうそれは土砂降りという感じの降りで、私は思わず立ち止まってしまうほどだった。ウェアの外は雨で、ウェアの中は汗で、内外ともびしょ濡れで、どこかで一休みしたい思いだった。しかし、周りには休めるところなど何もない…。

※ 大渕林道が終わる地点に写真のようなベンチがあったが、雨を避ける東屋のようなものは残念ながらなかった。
その時だった。道路の向かい側に大きな石が鎮座し、その石に何か文字が彫られているのが目に入った。傍に寄ってみると「天照教社」と彫られていた。
私は推測した。宗教施設なら、どこか雨宿りできるような建物があるに違いないと…。
敷地の中をしばらく進むと、思っていたように建物があって、雨宿りもできそうな庇が伸びた建物があった。そこには「天照教社務所」と書かれていた。内部に人は見当たらなかったが、そこの庇の下を借りて雨宿りすることができ、ホッとした。本当に心の底からホッとした。
この建物がなかったら、「あるいは?」の事態になったかもしれないほど私は窮地に陥っていたのだ。

※ 「天照教社」と彫られた大きな石です。雨が小降りになり再スタートを切った時の写真です。

※ 激しく雨が降っている時の「天照教社務所」。庇から雨が溢れ落ち、前面は水浸しです。
40分ほど休んでいただろうか?叩き付けるような雨が、やや小降りになったのを見て、再々スタート切ることにした。
その後も雨が止むことはなかったが、「天照教社」の前後のような激しい雨に遭うことはなく、峠は越えたのではと思われた。
道路や周りの状況は変わらなかった。ただ、ただアスファルト道路を淡々と歩くだけだった。マップ上で大きく迂回するところがある。そこを通過すると目的地の「表富士グリーンキャンプ場」は近い。
道路が大きく迂回するところを回り、森の姿が濃くなってきた道路には、激しい風のために千切れた木の葉がたくさん道路上に落ちていたことからも、激しかった風の様子をうかがうことができた。

※ 大渕林道から広い道路に出ましたが、その広い道路の様子です。

※ 強い風の影響でこのような枝も落ちていました。
13時05分、この日の目的地「表富士グリーンキャンプ場」に無事到着した。
キャンプ場では、当初キャンプを予定していたが、キャンプ場スタッフの好意によりキャビンを使用させていただき、雨の中でのキャンプを避けることができたことはライブレポでも報告したとおりである。


※ ライブレポでも紹介した、私に提供された「表富士グリーンキャンプ場」の6人用キャビンです。

※ 夕食のころ、センターハウスの窓から雨風が止んだ風景が望まれました。
この日は、雨風に悩まされたものの、気温が前日より10度くらい下回ったこともあって、体力的には前日ほど消耗することなく終えることができた。
この日は雨と風との闘いだった。台風9号が直撃する中、誰一人とも出会うことなく、民家も途絶え、ひたすらアスファルトの坂道を歩き続けた。途中ではあまりの雨風の酷さに立ち止まってしまう私だった。
2日目(8月22日)、予報どおり朝から雨が降り続いていた。しかし、朝の時点では風は強くなく、予定どおりスタートすることにした。
農家民宿「やまぼうし」の主人が「危ないと思ったら連絡してほしい。いつでも迎えに行くから」という励ましをいただき、7時55分スタートした。

※ とてもお世話になった農家民宿「やまぼうし」のご夫妻に見送られて二日目をスタートした。
スタート直後からずーっと坂道の連続だった。スタートして間もなく民家は途切れ、道路の周囲は林道の様相を呈してきた。
私のスタイルはというと、上下ともにレインウエアを着込み、傘をさしてのウォーキングだった。

※ 写真のように雨に濡れた大淵林道を黙々と歩く私だった。

※ コースのところどころに張られた「富士山 登山ルート3776」というステッカーが励みとなった。
雨は間断なく降りしきる。昨日の疲れが残っていたため、坂道の勾配がきついのがこたえた。
スタート後1時間を経過したときだった。林道の中に「誠信会 ふくしの里」という看板が目に入った。社会福祉施設のようである。
周りに建物は見えなかったが、中へ入っていくときっと雨宿りできるところがあるはずと、敷地内に入っていくと、ちょうど雨宿りができるような施設があった。周りに人の姿は見えなかったが、軒先で雨宿りをさせてもらいながらライブレポを発信した。
30分の大休憩をとった後、再スタートした。
周りの様子は何も変わらない。道の両側は杉の林が延々と続いていた。マップでは「大淵林道」と出ていた。
高度が800mを超えたころだろうか?風が徐々に強くなってきたことを感じ始めた。
時折、傘が吹き飛ばされそうになってきた。しかたなく、傘を閉じて歩くしかなかった。
行き交う人などもちろん誰もいない。たまあに車が通り過ぎるだけ…。

※ 大淵林道も奥深くなると、写真のように細く、暗くなっていった。
10時を過ぎたころだったか、大淵林道が大きな道路と交差した。そこからは大きく左折して、その大きな道路を往く。
11時近くなったころ、雨が激しくなり始めた。もうそれは土砂降りという感じの降りで、私は思わず立ち止まってしまうほどだった。ウェアの外は雨で、ウェアの中は汗で、内外ともびしょ濡れで、どこかで一休みしたい思いだった。しかし、周りには休めるところなど何もない…。

※ 大渕林道が終わる地点に写真のようなベンチがあったが、雨を避ける東屋のようなものは残念ながらなかった。
その時だった。道路の向かい側に大きな石が鎮座し、その石に何か文字が彫られているのが目に入った。傍に寄ってみると「天照教社」と彫られていた。
私は推測した。宗教施設なら、どこか雨宿りできるような建物があるに違いないと…。
敷地の中をしばらく進むと、思っていたように建物があって、雨宿りもできそうな庇が伸びた建物があった。そこには「天照教社務所」と書かれていた。内部に人は見当たらなかったが、そこの庇の下を借りて雨宿りすることができ、ホッとした。本当に心の底からホッとした。
この建物がなかったら、「あるいは?」の事態になったかもしれないほど私は窮地に陥っていたのだ。

※ 「天照教社」と彫られた大きな石です。雨が小降りになり再スタートを切った時の写真です。

※ 激しく雨が降っている時の「天照教社務所」。庇から雨が溢れ落ち、前面は水浸しです。
40分ほど休んでいただろうか?叩き付けるような雨が、やや小降りになったのを見て、再々スタート切ることにした。
その後も雨が止むことはなかったが、「天照教社」の前後のような激しい雨に遭うことはなく、峠は越えたのではと思われた。
道路や周りの状況は変わらなかった。ただ、ただアスファルト道路を淡々と歩くだけだった。マップ上で大きく迂回するところがある。そこを通過すると目的地の「表富士グリーンキャンプ場」は近い。
道路が大きく迂回するところを回り、森の姿が濃くなってきた道路には、激しい風のために千切れた木の葉がたくさん道路上に落ちていたことからも、激しかった風の様子をうかがうことができた。

※ 大渕林道から広い道路に出ましたが、その広い道路の様子です。

※ 強い風の影響でこのような枝も落ちていました。
13時05分、この日の目的地「表富士グリーンキャンプ場」に無事到着した。
キャンプ場では、当初キャンプを予定していたが、キャンプ場スタッフの好意によりキャビンを使用させていただき、雨の中でのキャンプを避けることができたことはライブレポでも報告したとおりである。


※ ライブレポでも紹介した、私に提供された「表富士グリーンキャンプ場」の6人用キャビンです。

※ 夕食のころ、センターハウスの窓から雨風が止んだ風景が望まれました。
この日は、雨風に悩まされたものの、気温が前日より10度くらい下回ったこともあって、体力的には前日ほど消耗することなく終えることができた。