後半35分まで2対0で楽勝ムードだったのが、一転35分、42分と立て続けに失点してしまい痛すぎる引き分けに終わってしまった。今日でJ1残留を濃厚にすると信じて札幌ドームに駆け付けたのだが、ため息の出る結果となってしまった…。

※ 今日の札幌サポーターはオーソドックスにSAPPOROの文字を描き出した。
私にとって秋のプロスポーツ観戦シリーズは、フットサル、プロ野球、に続いて第三戦目である。
今日(9月23日)は、J1コンサドーレ札幌がホームに新潟アルビレックスを迎えての対戦だった。サッカーに興味のある人なら、今日の試合が札幌にとってJ1残留のためには鍵となる試合であることをご存じだったと思う。
つまり、今年最下位に低迷している新潟から確実に勝点3を得て、残留圏内を確実にしたい一戦だった。
私はその勝利を見届けたいと、道東に住むTさんに「一緒に勝利を見届けよう!」と声をかけ、一緒に観戦したのだった。
Tさんはことのほかサッカーにはご執心で、サッカーのことを語らせたら、その蘊蓄はとどまることを知らない方である。

※ 新潟から繰り出した大応援団です。札幌に劣らず大声援でチームを後押ししていました。
さて、試合の方である。
一進一退の攻防が続いた試合は、前半のアデショナルタイムに札幌がゴール前の混戦から早坂が鮮やかなミドルシュートを決めて先制した。これは前半終了間際ということもあり非常に効果的な1点だった。
後半も開始早々の11分にヘイスが30メートルくらいのフリーキックを見事に決めて2対0とした。

※ 先制点を叩き出した早坂選手(右端)と喜びを分かち合う札幌の選手です。
サッカーの場合、2点差はかなりの確率で勝利することが多いので、正直言って私は「これで大丈夫だろう」という思いになった。
そうした思いが、プロである選手やスタッフにまさかあったとは思えないのだが…。
しかし、2点差としてから明らかに札幌からアグレッシブさが消え、消極的な試合運びが気になった。対して新潟はぐいぐいと攻めてくる。
そうした中、後半35分ゴール前の混戦の中、センタリングに相手選手が頭で合わせ、ふわりと浮いた球がゴールの右上隅に吸い込まれてしまった。
こうなると勢いは完全に新潟が勝った。札幌はFWジェイに代えて故障が癒えたMFの稲本を送り出して守りを固めようとしたが、その効果もなく42分に、今度は完全に守りを崩されての失点となってしまった。
札幌には劣勢を覆す勢いはすでになく、空しく終了のホイッスルを聞くこととなった。
引き分けで勝点1を得たとはいえ、試合展開からは負けに等しい引き分けである。空しい思いをしながらの帰路は寂しいものである。明日、地元で用件を抱えたTさんは、そのまま車で帰ったが、彼には厳しい帰路となってしまった。

※ 札幌の熱烈サポーター席の一隅に金色のポンポンを手にした一陣を発見しました。
さて、私には珍しく私なりの選評を試みてみようと思う。
まず、先発メンバーから札幌の主軸FW都倉を外したことが疑問である。Tさんは観戦中に何度もそのことを口にしていた。
都倉の代わりのジェイは、確かに実績はあるのかもしれないが、その動きは緩慢で、高さを生かしたヘディングもほとんど見られなかった。
ヘイスもフリーキックを決めたとはいえ、ジェイ同様その動きはけっして褒められたものではなく、なんだか同タイプのジェイとヘイスの二人が前線で緩慢な動きを見せられるのがつらかった。
一人、タイからやってきたチャナテップだけは相変わらずのキレキレのプレーを披露して彼から何度も好機を生み出していた。

※ いつもキレキレのプレーを見せてくれるチャナテップ選手です。
MF稲本の交代もやや疑問である。実は帰宅してTV中継の録画を確認すると、稲本の交代は2対0の時点で用意していたようだ。彼は昨年大怪我をして1年数か月ぶりの復帰である。まだゲーム感が十分に戻っているとはとても思えない。監督にとって稲本投入は、守備固めの意味と共に、稲本のゲーム感を呼び戻す機会と考えたとしたら、そこにスキはなかったろうか?

※ 1年数か月ぶりにピッチに立った稲本選手だったが…。
最後に、GKク・ソンユンの負傷交代である。負傷交代は相手選手との衝突で致し方ないにしても、代わった金山にク・ソンユンの代役は難しかった。高いボールへの対応が金山は苦手のようだ。1点目はポジション取りも含めてク・ソンユンなら防げたのではないかと私たちが思ってしまうところに、金山への信頼が生まれない。
と「たら、れば」をくどくどと述べたが、札幌のJ1残留には俄かに暗雲が垂れ込めたようにも思える。
残り7試合、厳しい戦いが続くが、なんとかJ1残留を果てしてもらいたいものである。

※ 今日の札幌サポーターはオーソドックスにSAPPOROの文字を描き出した。
私にとって秋のプロスポーツ観戦シリーズは、フットサル、プロ野球、に続いて第三戦目である。
今日(9月23日)は、J1コンサドーレ札幌がホームに新潟アルビレックスを迎えての対戦だった。サッカーに興味のある人なら、今日の試合が札幌にとってJ1残留のためには鍵となる試合であることをご存じだったと思う。
つまり、今年最下位に低迷している新潟から確実に勝点3を得て、残留圏内を確実にしたい一戦だった。
私はその勝利を見届けたいと、道東に住むTさんに「一緒に勝利を見届けよう!」と声をかけ、一緒に観戦したのだった。
Tさんはことのほかサッカーにはご執心で、サッカーのことを語らせたら、その蘊蓄はとどまることを知らない方である。

※ 新潟から繰り出した大応援団です。札幌に劣らず大声援でチームを後押ししていました。
さて、試合の方である。
一進一退の攻防が続いた試合は、前半のアデショナルタイムに札幌がゴール前の混戦から早坂が鮮やかなミドルシュートを決めて先制した。これは前半終了間際ということもあり非常に効果的な1点だった。
後半も開始早々の11分にヘイスが30メートルくらいのフリーキックを見事に決めて2対0とした。

※ 先制点を叩き出した早坂選手(右端)と喜びを分かち合う札幌の選手です。
サッカーの場合、2点差はかなりの確率で勝利することが多いので、正直言って私は「これで大丈夫だろう」という思いになった。
そうした思いが、プロである選手やスタッフにまさかあったとは思えないのだが…。
しかし、2点差としてから明らかに札幌からアグレッシブさが消え、消極的な試合運びが気になった。対して新潟はぐいぐいと攻めてくる。
そうした中、後半35分ゴール前の混戦の中、センタリングに相手選手が頭で合わせ、ふわりと浮いた球がゴールの右上隅に吸い込まれてしまった。
こうなると勢いは完全に新潟が勝った。札幌はFWジェイに代えて故障が癒えたMFの稲本を送り出して守りを固めようとしたが、その効果もなく42分に、今度は完全に守りを崩されての失点となってしまった。
札幌には劣勢を覆す勢いはすでになく、空しく終了のホイッスルを聞くこととなった。
引き分けで勝点1を得たとはいえ、試合展開からは負けに等しい引き分けである。空しい思いをしながらの帰路は寂しいものである。明日、地元で用件を抱えたTさんは、そのまま車で帰ったが、彼には厳しい帰路となってしまった。

※ 札幌の熱烈サポーター席の一隅に金色のポンポンを手にした一陣を発見しました。
さて、私には珍しく私なりの選評を試みてみようと思う。
まず、先発メンバーから札幌の主軸FW都倉を外したことが疑問である。Tさんは観戦中に何度もそのことを口にしていた。
都倉の代わりのジェイは、確かに実績はあるのかもしれないが、その動きは緩慢で、高さを生かしたヘディングもほとんど見られなかった。
ヘイスもフリーキックを決めたとはいえ、ジェイ同様その動きはけっして褒められたものではなく、なんだか同タイプのジェイとヘイスの二人が前線で緩慢な動きを見せられるのがつらかった。
一人、タイからやってきたチャナテップだけは相変わらずのキレキレのプレーを披露して彼から何度も好機を生み出していた。

※ いつもキレキレのプレーを見せてくれるチャナテップ選手です。
MF稲本の交代もやや疑問である。実は帰宅してTV中継の録画を確認すると、稲本の交代は2対0の時点で用意していたようだ。彼は昨年大怪我をして1年数か月ぶりの復帰である。まだゲーム感が十分に戻っているとはとても思えない。監督にとって稲本投入は、守備固めの意味と共に、稲本のゲーム感を呼び戻す機会と考えたとしたら、そこにスキはなかったろうか?

※ 1年数か月ぶりにピッチに立った稲本選手だったが…。
最後に、GKク・ソンユンの負傷交代である。負傷交代は相手選手との衝突で致し方ないにしても、代わった金山にク・ソンユンの代役は難しかった。高いボールへの対応が金山は苦手のようだ。1点目はポジション取りも含めてク・ソンユンなら防げたのではないかと私たちが思ってしまうところに、金山への信頼が生まれない。
と「たら、れば」をくどくどと述べたが、札幌のJ1残留には俄かに暗雲が垂れ込めたようにも思える。
残り7試合、厳しい戦いが続くが、なんとかJ1残留を果てしてもらいたいものである。