ついに、というか?とうとう、といおうか?ずっと以前からその存在は知っていたが、なかなか近づくことができなかったNPO法人さっぽろ自由学校「遊」、今日初めてその牙城(?)に足を踏み入れた。
さっぽろ自由学校「遊」…、道民カレッジなどで学ぶ私にはその存在が気になってはいた。その案内には「市民がつくる市民に開かれた『学びの場』です。人権、平和、開発、環境、ジェンダー、多文化共生など共に語り合い、楽しみながら学び合います」となっている。そこへなかなか足が向かなかったのは、開講される講座がやや政治的色彩を帯びていることが気になり足が向かなかったのだ。今回のイベントもやや政治的色彩は帯びているかな?と思われたが、興味のある内容だったこともあり参加してみることにした。イベントの内容は、「沖縄ウィーク in 札幌」の一環として開催されたもので「沖縄関連映画上映会」だった。
10月27日(日)午後1時より上映された映画は…、
№1.「米軍が最も恐れた男~あなたはカメジローを知っていますか?~」
№2.「太田昌秀 今平和を語る」
№3.「デニーが勝った! 沖縄知事選挙2018」
の3本だった。映画上映会とうたっていたが、実際にはTVのドキュメンタリーだったり、制作会社が撮ったフィルムを上映するものだったりで、映画館で上映されたフィルムではなかったのではないかと思われた。このラインナップから諸兄は賢察されると思うが、いわゆるリベラル系からの見方から撮られたフィルムである。いずれもが、戦後沖縄がおかれた理不尽な立場(と彼らが言う)から声を上げたものであった。
私の政治的スタンスとしては、いわゆるノンポリを自認し、あらゆる主張に耳を傾け、その時々に是々非々で判断してきたし、これからもそうするつもりでいる。その私にとっては今回の3本の映画は、沖縄を理解する一助として役に立った3本だった。特に№3の沖縄知事選挙に関するフィルムは両当事者、並びに支持者たちに公平にインタビューし、双方の考え方、意見を聞くことができ、私にとっては大変参考になった。3本のフィルムを観た感想についてはこれ以上言及することは避けようと思う。
※ 札幌愛生舘ビルの全体像です。
さっぽろ自由学校「遊」が入る愛生舘ビルは札幌市の都心にあり、その5階に入居していた。さらに上映会は6階の愛生舘ホールというところで開催されたが、ビル内は細かく仕切りが施されたビルだった。「さっぽろ自由学校「遊」の講座料はけっこう高額だなぁ」という印象を持っていたが、「あのような都心のビルに入居しているので法人を維持していくためには仕方ないかなぁ」という印象をもった。
精力的に講座や学習会を展開しているさっぽろ自由学校「遊」の事業に注目し、私の琴線に触れる催しがあった場合には参加していきたいと思った。